『探尋中日和解之旅』

2019-03-19 08:49:59

バジル•スコット(英) 葛西実(日)著

 

 

2人の著者はどちらも中国に生まれ、中国で子ども時代を過ごし、第2次世界大戦では苦難の日々も経験した。宣教師の息子バジル•スコット氏は戦争中、英国と日本が敵対関係にあったため、上海の捕虜収容所に入れられた。葛西実氏は1946年に日本へ送還されるまで、13年間中国で過ごした。数十年後、偶然インドで出会った2人は、同じ経歴と中国へ深い思いを抱いていたことで、同書を執筆した。2人の著者は同書で、自身の経験を記すほか、平和研究の視点から、人類運命共同体の構築を目標として、中日両国の和解の道のりで結んだ成果を振り返って、和解を妨げる問題を深く分析し、今後双方が力を尽くす方向性を検討している。(南京師範大学出版社 201812月 48元)
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