中国の篆刻

2023-01-03 17:27:41


中国郵政は8月5日に「中国の篆刻」特殊切手4枚1セットを発売した。絵柄はそれぞれ「戦国・外司炉鍴」「秦・宜陽津印」「漢・朔寧王太后璽」「唐・中書省の印」だ。 

中国の篆刻は、石を主な材料とし、印刀を道具とし、漢字を表現する独特の彫刻芸術だ。中国古代の印章の制作技術から発展してきたもので、3000年以上の歴史を持っている。2009年に、中国の篆刻技術はユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の無形文化遺産リストに登録された。 

銅印「戦国・外司炉鍴」は高さ9.5㌢、戦国時代の燕国の官印で、貨幣の鋳造を担当した役人の官印だと考えられており、現在は北京の故宮博物院に収蔵されている。銅印「秦・宜陽津印」は縦・横各2.3㌢、秦の時代に宜陽県の渡し場を管理した役人の官印で、現在は上海博物館に所蔵されている。金印「漢・朔寧王太后璽」は縦・横各2.4㌢、高さ2㌢、前漢末の朔寧王の母の印で、現在重慶市の中国三峡博物館に所蔵されている。銅印「唐・中書省の印」は縦5.7㌢、横5.6㌢、高さ3.9㌢、唐代の中央官庁の官印で、現在北京の故宮博物院に所蔵されている。 

 

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