たこ(三)
2023-11-29 18:58:00
中国の古い民間工芸であるたこは、すでに春秋時代紀元前770~前476年)に木製や竹製の「鳶」と呼ばれるものがあった。後漢時代(~220年)、蔡倫(/~121年)が製紙法を改良した後、紙製のたこが登場した。今日まで多くの種類と流派が生まれた。中国郵政は9月9日、1980年と年に発売したたこに関する2セットの特別切手に続き、3セット目である「たこ(三)」特別切手4枚1セットを発売した。絵柄はそれぞれ「金玉満堂」「瑞獅如意」「仙鶴童子」「ひょうたん万代」だ。「金玉満堂」 と「仙鶴童子」は「たこの都」と呼ばれる山東省濰坊市の代表的なたこで、 「硬翅風筝(硬い翼のたこ)」に属する。「金玉満堂」は金魚、ハスとカイドウの花が描かれ、「仙鶴童子」は霊芝を持ち鶴に乗る男の子が描かれている。 「瑞獅如意」は江蘇省南通市の代表的なたこで、「硬板子風筝 (平板形のたこ)」に属する。獅子と八つの縁起物が描かれ、ひょうたん、竹、ギンナンとリュウガンの実の殻で作った筒形または球形の笛が取り付けられ、風に吹かれて笛の音が響き渡るという古代のたこの特徴を残している。「ひょうたん万代」は天津市の代表的なたこの一つで、折りたたむことができ、携帯が便利な組み立て式の「軟翅風筝(柔らかい翼のたこ)」だ。蝶の羽にひょうたんの絵がつり下げられている。