
中日の若者は大学生活など身近な話題から「一帯一路」イニシアチブなどの政治的な話題までについて話し合った
6月2日、日本の50校余りの大学から選ばれた100人余りの大学生による日本大学生代表団が北京の国際関係学院を訪れ、日本語学部と英語学部の学生と交流した。両国の学生は7組(日本語6組、英語1組)に分かれてディスカッションした。同世代の若者は一緒にいるだけですぐに初対面の緊張を忘れ、思ったことを存分に話すようになった。交流の内容は中日で流行っている漫画・アニメなどのようなサブカルチャーから大学生活、さらに冬季オリンピックや「一帯一路」イニシアチブなどの政治的な話題まで、幅広い分野に触れた。
日本大学の石井誠也さんは去年中国を訪れた際に、「一帯一路」イニシアチブに初めて触れ、深く知ってから興味を持ち始め、大学で関連研究をしている。今回の中国訪問で彼は「一帯一路」イニシアチブに対する中国大学生の生の考えを聞こうとした。石井さんは「日本の『一帯一路』イニシアチブにおける立場について話し合いました。中国の学生は『一帯一路』イニシアチブの発展がこれからの国際情勢をさらに良くしていくなどと語りました。私もそれに共感し、日本は『一帯一路』イニシアチブに加わったほうが自国の利益になるのではないかと思いました」と述べた。

頤和園の長廊で記念写真を撮った中日の大学生たち
午後には両国の若者が共に頤和園を見学した。中央大学の小林航士さんは昆明湖の景色を楽しみながら、知り合ったばかりの斉宇軒さんに「次は彼女を連れて、頤和園でデートしたい」と述べた。
頤和園の観光を終え、大学に戻った学生たちは、7組から中日の代表者をそれぞれ1名ずつ選び、この日の活動の感想を発表した。印象に残ったところは人それぞれだったが、共通の感想もあった。それは、交流を通じて互いをより広く深く理解し、今後の中日関係発展に自分もわずかながらの力を注ぎたいという思いである。多くの日本人学生はこう語った。実際に経験しないと中国の本当の姿を知ることができないので、日本に帰って、周囲の人々に自分が見聞きした感想を伝えたい。
今回の日本大学生代表団は中国日本友好協会、国際関係学院と(公社)日中友好協会が共催した活動であり、李克強総理訪日後、初めて中国を訪れた大規模な日本青年団体でもある。国際関係学院の李家興副学長、訪問団団長(公社)日中友好協会の上島保則常務理事、中日友好協会の程海波副秘書長は交流イベントに参加し、あいさつで若者の相互理解と友情が中日関係の再出航の新たな原動力となるよう、両国の大学生を励ました。(文=王朝陽 写真=王丹丹)