清華大学と日本国際協力機構(JICA)が共催する「新時代の中日関係の構築:改革開放以来の中日経済技術協力の軌跡と成果」写真展の開幕式が12月7日午後、清華大学の本館で行われた。
日本の福田康夫元首相、横井裕駐中国大使、清華大学党委員会副書記の向波濤氏、日本国際協力機構の植嶋卓巳理事らが開幕式に出席し、写真展のテープカットを行った。また、中日両国から100人以上の来賓が出席した。
1979年12月7日、中国を訪問した日本の大平正芳首相は北京の全国政協礼堂で演説し、中国の現代化建設を積極的に支持すると述べた。この重要な措置は中国側から称賛され、大規模な中日間の科学技術・経済協力がスタートした。今回の展示会は1979年の改革開放以降の中日両国の科学技術・経済協力、政府および民間レベルの友好交流を振り返るものとなっている。
福田康夫氏は演説の中で、「40年らいの中日協力は中国の経済成長と国民の生活レベルの向上に助力し、さらに両国民間の感情と絆を強くした。今後、両国関係が新時代に向かうことを望んでいる」と話した。
向波濤氏は挨拶の中で、「清華大学は中日民間の教育・科学技術・文化交流に重視、推進、参与している。今回、展示会という形で歴史を振り返り、未来を展望することが、新時代の中日関係のさらなる発展に積極的な役割を果たすことを望んでいる」と述べた。
2018年、清華大学の全日空(ANA)は「中日友好飲水思源シリーズ展――岡崎嘉平太と中日関係」を共催し、両国各地での展示会は中日各界から高く評価された。今回の展示会はシリーズ展の2回目となる。
出席した専門家は、「中日両国は科学技術、経済面で40年にわたり互恵・ウィンウィンの友好協力をし、戦後の中日関係に濃厚な一筆を残し、新時代の中日関係に重要な参考と貴重な資源を形成した。展示会という形で中国の外交思想と実践を宣伝することは、新時代の中日関係の構築に必要であり、実際のケースを通して人類運命共同体の構築という思想を説明することにもなる」と話した。開幕式の後、福田氏は清華大学の校史館で演説を行い、教員・学生、「清華孫文塾」の企業家と交流を行った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月9日
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