第一回中高日本語教育シンポジウムが北京で開催

2019-12-25 10:56:44

文・写真=孫立成

 

全国中等日本語教育研究会の成立式

 1214日午前、北京市月壇中学、外国語教育・研究出版社が共同で発起した「全国中等日本語教育研究会」成立大会および「第一回中高日本語教育シンポジウム」が北京の外国語教育・研究出版社国際会議センターで開かれた。日本語教育界の専門家、全国80余の高校と日本語教育機関の100名余りの校長・教師が会議に参加した。北京市月壇中学の張文生校長、教育部試験センター試験処の高昇処長、在中国日本大使館の藤岡謙一参事官らが参加し、あいさつを述べた。

 

講演する教育部試験センター試験処の高昇処長

 

あいさつをする在中国日本大使館の藤岡謙一参事官

 

あいさつをする外国語教育・研究出版社総合言語教育出版支社の崔嵐社長

 

会場の様子

 

10の高校に会長校のプレートを授与する北京市月壇中学の張文生校長

 2017年に教育部が通達した『普通高校日本語課程標準(2017年版)』の中で、高校の外国語科目に日本語・ロシア語・ドイツ語・フランス語・スペイン語を増設することが規定されており、同時に大学入試の外国語科目もまた上述の言語と英語の6カ国語となった。中学・高校の段階で日本語を設置している学校或いは日本語を選択して学ぶ学生は急増しており、このような背景のもとで、今回の大会ではさらに、「文明の相互参照 ともに遠くまで歩む」をテーマとした全国中高日本語教育シンポジウムを開催した。

 

徐一平教授、宿久高教授、汪玉林教授、王健宜教授、潘寿君教授に顧問招聘状を渡す北京市月壇中学の張文生校長

 北京外国語大学教授で中国日本語教育研究会の名誉会長である徐一平教授、吉林大学の宿久高教授、北京外国語大学日本語科の汪玉林主任、南開大学濱海学院の王健宜教授らのゲストが、中高段階の日本語教育のバランスと深い発展の推進、外国語人材の国民素養の向上、全国の中高日本語教育の全体的向上の促進、さらには中高段階での日本語教育の教師不足や教育リソースの不足の解決などの問題について、それぞれ講演を行った。

 

円卓フォーラムで先生方の質問に答える徐一平教授、宿久高教授、汪玉林教授、潘寿君教授

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