第3回日中言語文化教育国際学術シンポジウム 福岡で開催

2024-08-23 15:03:00

818日と19日の2日間、日中言語文化教育推進会主催、中国南開大学国際教育学院・漢語言文化学院、大連大学外国語学院協力で、第3回日中言語文化教育国際学術シンポジウムが福岡にて開催された。新型コロナのさなかに発足し、前2回はオンラインで行われたが、3回目の今年は、日中両国の学者、教員、大学院生により多くの研究発表の機会を与えることを目的に、はじめてハイブリッド形式のオンラインとオフラインによる同時開催を実現された。 

日中言語文化教育推進会会長の李偉教授は開会式で、日中両国の多くの学者が積極的に参加したことに対し、心からの歓迎と感謝の意を表した。  

中国南開大学国際教育学院・漢語言文化学院院長の劉佳教授は次のように挨拶した。「福岡で会議に参加できたことを大変光栄に思い、ようやく本日の会場でお会いできたことに深い感銘を受けました。「中止」「キャンセル」という言葉ばかりが聞かされた新型コロナの間、当シンポジウムはひっそりと育まれ、芽生え、発展して、2回のオンライン会議が成功裏に開催されました。これは主に九州で中国語教育と研究に携わる葉言材先生、金縄初美先生、李偉先生、馬叢慧先生方々の粘り強い後押しによるものだったと存じます。先生方々の努力のお陰で実を結び、中国語教育において九州は明らかな優位性を保っており、また学術会誌『日中言語文化』の創刊などによって、アカデミックな雰囲気もますます高まっています。九州はかつて日本における中国文化伝播の入口であり、今は、この日中言語文化教育国際シンポジウムは、今日に功あり、千秋に利ありの事業となり、現在、そして未来における文化交流、思想会合、学術論争のプラットフォームとなるでしょう」 

シンポジウム参加者 

このシンポジウムには、中国から南開大学、大連大学、吉林大学、中国人民大学、北京師範大学、青島大学、北京社会管理学院、広東科技学院、日本から久留米大学、西南学院大学、北九州市立大学、下関市立大学、梅光学院大学、山梨県立大学、名古屋大学、帝京大学、城西国際大学の計17大学が参加し、研究者と大学院生がそれぞれの研究分野に関する研究を計20本発表した。テーマは、主に中国語学、中国語教育、言語教授法、日本と中国の文化・思想・文学・歴史などに渉る。 

818日の懇親会 

加えて、817日午後、中国から来日した南開大学国際教育学院・漢語言文化学院の劉佳院長、温宝瑩副院長、広東科技学院の林楽常教授(元大連大学日本語言文化学院院長)は、日中言語文化教育推進会の葉言材前幹事長の付き添いで、駐福岡中国総領事館に赴き、楊慶東総領事、成岩副総領事、辛穎教育領事を表敬訪問し、歓談を行った。 

 

左から:辛穎教育領事、温宝瑩教授、劉佳教授、楊慶東総領事、葉言材先生、成岩副総領事、林楽常教授 

 

駐福岡中国総領事館表敬訪問 

日中言語文化教育国際シンポジウムの前身は、「五星奨」中国語教育推進会主催の「九州・山口・沖縄地区中国語教育シンポジウム」で、中国駐福岡総領事館の後援を受け、2012年に発足した。「五星奨」中国語教育推進会は、2021年に日中言語文化教育推進会に名称を変更し、旧会誌の『五星園地』は『日中言語文化』に改称され、現在は国立国会図書館所蔵の学術誌となり、また刊行論文は「J-STAGE(国立研究開発法人科学技術振興機構)によって全文で公開されている。日中言語文化教育推進会ホームページと「日中言語文化」WeChat公式アカウントよりリンクされている。 

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