老舗にある「新しい」を探る 日中友好協会青年代表団が同仁堂を訪問
日中友好協会青年代表団の一行は9日午前、北京市大興区にある同仁堂知嘛健康零号店を訪問し、新中国式ティードリンクを味わい、中医薬の知識を学び、健康分野における中国の新たなトレンドを体験した。人民網が伝えた。
知嘛健康零号店は、老舗中医薬ブランドの同仁堂が打ち出した、小売業のニューコンセプトを取り入れた大型体験型店舗。3フロアからなる展示エリアには、42種類の異なる空間が設けられており、世界最大の中薬調剤台や「24時間営業」の中医薬自動販売機などを備え、老舗としての伝統的な雰囲気を保ちながらも、若者向けのハイテクな要素がより多く取り入れられている。代表団一行は、中医の香囊(薬草などを詰めた香袋)作りの手順を学んだほか、二十四節気ごとの養生法や亜健康状態の健康管理に関する説明に興味深い様子で耳を傾けていた。また多くの団員が、中医薬自動販売機で、ロボットアームがピックアップする盲盒(ブラインドボックス)を購入していた。ある団員は、「中医薬のコンセプトが、これほど深く中国人の日常生活に浸透しているとは意外だった。このようなお洒落でしかも健康的なライフスタイルを享受できるのは羨ましい」とした。
日中友好協会青年代表団一行100人は、中国人民対外友好協会と中日友好協会の招待を受け、9月3日から9月9日まで中国を訪問。北京は今回の訪中スケジュールにおいて、最後の訪問地だった。1週間の滞在期間中、一行は四川省成都市や上海市も訪れ、博物館や美術館を見学し、また、中国の若者と実り多い交流を行った。(編集KM)
「人民網日本語版」2024年9月10日