オルドス市、大阪・関西万博で産業マッチング会を開催
10月10日午後、中国国際貿易促進委員会オルドス(鄂爾多斯)市委員会主催の「中国(オルドス)―日本(大阪)産業マッチング会」が大阪で開催された。このイベントは、オルドス市代表団が2025大阪・関西万博「内蒙古デー」の成果の深化に深く携わるための事業であり、万博が醸成した協力の雰囲気を具体的な産業プロジェクトへの実務的なマッチングに転化することを目指している。
オルドスと日本の経済貿易交流には長い歴史がある。1980年代には、オルドスカシミヤグループが三井物産などと深い協力を展開し、カシミヤ産業分野での成功事例を築いた。この40年にわたる協力は、「オルドスが世界を暖める」というブランド神話を生み出しただけでなく、中日企業が互恵・ウインウインの中で結びついた深い友情を物語っている。また、日本の有名な農学者・遠山正瑛氏率いる「緑の協力隊」がオルドスのクブチ砂漠で進めた生態系管理協力は、両地域の友好交流に感動的な歴史的足跡を残している。
今回のイベントでは、新エネルギーやカシミヤ製品など双方の強みを相互補完できる分野に焦点を当て、株式会社オルドスジャパン、オルドス市伊泰投資持株有限責任公司などオルドスの代表的企業11社が、ケイエスビー株式会社(岸部毛織株式会社)、南都産業株式会社、株式会社CONNECTなど30社以上の日本の著名企業・機関と一対一の商談を実施した。日本側の参加機関には、奈良県日中友好協会、友好の道国際交流協会、一般社団法人関西中華總商会など重要な商業貿易促進組織も含まれていた。
新エネルギー分野では、水素エネルギー技術や再生可能エネルギーシステムなどの最先端分野における協力の可能性を探り、従来の強みを持つ産業分野では技術アップグレードや市場拡大などの課題について意見を交換した。今回のマッチング会は、地方貿易促進機関の橋渡し役としての機能を効果的に発揮し、両地域の企業に効率的で直接的な協力ルートを構築した。
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