「中国の日本学研究と日本の中国学研究」国際学術シンポジウムが
10月25日から27日にかけて、北京外国語大学の主催、同大学日本語学院、北京日本学研究センター、教育部地域・国別研究育成拠点である北京外国語大学日本研究センターの運営により、「中国の日本学研究と日本の中国学研究」をテーマとする国際学術シンポジウムが北京外国語大学で開催された。
開幕式には、北京外国語大学党委員会常務委員・副学長の丁浩氏、日本国際交流基金北京日本文化センター所長の野田昭彦氏、教育部高等学校外国語言文学類専門教学指導委員会副主任委員・日本語分科委員会主任委員の修剛氏が出席し、あいさつを行った。丁浩氏は、新時代におけるグローバル化を背景として、中国の日本学研究と日本の中国学研究が学術的に重要なテーマとして関心を集めていることを指摘した。また、これらの学術研究の不断の深化は中日両国の文化交流と理解をさらに促進するしっかりとした懸け橋を築き、経済・貿易・科学技術といった分野での協力に有益な参考を提供し、両国民の友好を増進する上で新たな貢献を果たしていくと述べた。
今回のシンポジウムは、日本研究と中国研究の効果的な対話を促進するため、開放的で包摂的な学術交流のプラットフォームを提供することを趣旨として行われた。3日間の会期中には、東北大学文学研究科名誉教授の佐藤弘夫氏、国際日本文化研究センター教授の劉建輝氏、東京大学社会科学研究所教授の丸川知雄氏などの専門家・学者がハイレベル円卓フォーラムに発表者として参加し、基調講演を行った。また、日本の言語・文学・文化・社会・経済、さらには日本語教育といった幅広い分野の国内外の著名な学者が一般フォーラム、新世代フォーラム、および十数回の分科会で、深さと広がりを兼ね備えた学術交流を展開した。
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