「一帯一路」の10年間の成果を外交部報道官が説明
外交部(外務省)の汪文斌報道官は8月31日の定例記者会見で、「一帯一路」(the Belt and Road)の10年間の建設の成果を次のように説明した。
この10年間、「一帯一路」イニシアティブのパートナーは増え続けた。すでに中国は150ヶ国以上、30以上の国際機関と「一帯一路」協力文書に調印した。
この10年間、「一帯一路」イニシアティブの協力は大きな成果を続々と生み出した。「一帯一路」イニシアティブは、すでに3000件以上の協力プロジェクトを立ち上げ、1兆ドル(1ドルは約145.5円)近い投資規模を牽引した。多くの交通インフラプロジェクトが実施され、共同建設国の発展に力強い原動力を与えた。クリーンで効率的かつ良質なグリーンエネルギー・プロジェクトは、共同建設国の将来の発展への道を明るく照らした。世界銀行は、「一帯一路」枠組み下の交通関連プロジェクトが全て実施された場合、2030年までに世界の収入は0.7~2.9%増加し、760万人が極度の貧困から脱却し、3200万人が中程度の貧困から脱却すると試算する。
この10年間、質の高い「一帯一路」共同建設協力は着実に進んだ。「一帯一路」プロジェクトは環境保護の責任を積極的に履行し、生態環境対策を実施し、生物多様性の保護を重視した。中国は関係国と生態環境保護に関する50件以上の協力文書に調印し、「『一帯一路』国際グリーン開発連合」を設立し、31ヶ国と共同で「『一帯一路』グリーン開発パートナーシップ・イニシアティブ」を発起した。「一帯一路」共同建設パートナーは、デジタル経済など新興分野で積極的に国際協力を実施し、「デジタルシルクロード」が新しいタイプのグローバル化を促進するデジタルの懸け橋となりつつある。
我々は第3回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの開催を契機に、国際社会と共に経験を総括し、青写真を描き、「一帯一路」の質の高い共同建設が持続的で前向きに発展するよう導き、共同発展への明るい前途を開き、国家間の互恵・ウィンウィン、文明間の相互学習・相互参考というシルクロードの新時代の章を記していく。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年9月1日