中日外相が会談

2023-11-27 17:31:00

王毅中共中央政治局委員(外交部長)は25日、韓国・釜山で中日韓外相会議に合わせて日本の上川陽子外相と会談した。新華社が伝えた。

王氏は「習近平国家主席と岸田文雄首相は米サンフランシスコで会談し、中日間の4つの基本文書の諸原則を遵守することを重ねて表明し、戦略的互恵関係という両国関係の位置付けを包括的に推進し、新しい時代の要請にふさわしい建設的かつ安定的な中日関係の構築に尽力することを改めて確認して、両国関係に重要な政治的リーダーシップを発揮した。我々は両国首脳間の共通認識をしっかりと実行に移し、中日関係の健全な正しい軌道に沿った前向きな発展を推進する必要がある」と指摘。

「戦略的互恵関係を立て直すには、第1に、正しい相互認識を確立し、互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならないことを明確にし、各々が平和的発展を堅持する必要がある。第2に、互いの正当な懸念を尊重する必要がある。日本側は台湾問題において約束を誠実に守り、『一つの中国』原則を適切に厳守すべきであり、中国の内政に干渉してはならない。福島原発汚染水の海洋放出は海洋の安全と人々の健康に関わる。中国は日本側の無責任なやり方に反対する。現在必要なのは、各利害関係者が包括的に、実効性をもって、独立して推進する長期的なモニタリングメカニズムの構築だ。第3に、互恵協力を強化し、共同で反グローバリズムや保護主義を阻止し、産業・サプライチェーンの安定性及び円滑性をしっかりと守る必要がある」と強調した。

上川外相は「両首脳から示された方向性に沿って日中関係を発展させるべく緊密に連携していきたい」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年11月27日