2024年の全国両会で期待すべきポイントとは?
2024年の全国両会(全国人民代表大会・中国人民政治協商会議全国委員会)がまもなく始まる。今年は中華人民共和国成立75周年にあたり、「第14次五カ年計画(2021~25年)」の目標・任務を実現する重要な年となる。また中国式現代化建設の推進の展望は壮大で、その任務は困難を極めている。その重要な年となる全国両会においては、どのようなポイントに期待すべきだろうか?新華網が伝えた。
ポイント①今年の経済成長目標をどのように設定するか?
現在、中国の経済回復は良好で、長期にわたる好転の基本的な傾向に変化はない。しかし同時に有効需要の不足、一部産業における生産能力過剰、社会的期待の弱さといった問題に直面している。今年の中国はいかに経済建設という中心となる取り組みに焦点を当て、成長目標を設定するかに注目が集まっている。
ポイント②重要分野における改革をどのように推進するか?
全国統一大市場の建設を加速し、民営企業のビジネス環境をさらに最適化し、国有企業の改革を深め、高度化し、金融体制の改革を徹底するといったように、今年は数多くの重要分野における改革の任務が代表・委員たちの注目を集めることになるだろう。どのようにして発展に対する民間企業の自信をさらに高めるのか。人々は代表・委員たちが確実で実行可能、そして運用可能な意見を提出することに期待している。
ポイント③新たな質の生産力をどのように高め続けていくか?
「新たな質の生産力」はすでに社会から極めて高い注目度を集めるワードとなっている。全国両会期間中もこのワードに関する議論は引き続き注目を集めることになるだろう。
ポイント④民生保障の強化をどのように進めていくか?
一般の人々の注目を集める民生保障をさらに強化するには、どのように進めていけばいいのかという点は今年の全国両会における重要な議題となるだろう。
またどのようにしてさらに質の良い教育を提供し、さらに便利な医療保障を提供するかも注目を集めるトピックとなるだろう。
ポイント⑤更なる高いレベルでの対外開放をどのように推進するか?
高いレベルで海外への進出を推し進め、国際的な循環に参加する能力を高めることもまた、今年の全国両会において注目を集める議題となるだろう。(編集TG)
「人民網日本語版」2024年3月3日