李強総理が中豪のパンダ保護協力研究活動を視察

2024-06-17 17:31:00

オーストラリアを訪問中の李強総理は現地時間6月16日午前、アデレード動物園を訪れ、中国とオーストラリアのジャイアントパンダ保護協力研究活動を視察した。同動物園はオーストラリアで唯一パンダがいる動物園だ。新華社が伝えた。

李総理は動物園のパンダ館で、中国とオーストラリアの専門家から両国によるパンダ保護協力研究とオーストラリアにおけるパンダの飼育状況について説明を受けた。李総理は「アデレード動物園には南半球で唯一のつがいのジャイアントパンダ『網網(ワンワン)』と『福妮(フーニー)』がいる。パンダたちが故郷から遠く離れたオーストラリアで心のこもった世話を受け、アデレード動物園で楽しく暮らしているのを見て、喜び安堵している。『網網』と『福妮』は中国とオーストラリアの友好の使者となり、中国・オーストラリア両国民の深い友情の象徴となっている。このことは、双方が心を込めて大切にしてさえいれば、中国とオーストラリアの協力は広大な太平洋を越え、さまざまな違いを乗り越え、相互の成果と互恵・ウィンウィンを実現できることを物語っている」と指摘。

「長年にわたり、中国政府は一連のジャイアントパンダ保護措置を講じ、顕著な成果を挙げており、これは中国による世界の生物多様性と絶滅危惧動物の保護への積極的な貢献を体現している。『網網』と『福妮』は双方の合意に基づき、今年中国に返還される。中国はオーストラリアとパンダの保護協力研究を継続したいと考えており、オーストラリアがパンダにとっての『友好の家』であり続けることを希望している」と述べた。

現地の小学生が中国語でパンダのテーマソングを歌い、李総理は子どもたちと親しく交流した。李総理は「皆さんが機会があれば中国に来て、パンダが成長している場所を見て、中国の風景を鑑賞し、中国文化を知り、中豪友好の使者となることを歓迎する」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年6月17日