習近平国家主席がタジキスタンのラフモン大統領と会談
習近平国家主席は現地時間5日午後、タジキスタン・ドゥシャンベの大統領府で、同国のラフモン大統領と会談した。両国元首は、新時代における中国とタジキスタンの包括的な戦略的協力パートナーシップを発展させることを発表した。
習主席は「両国関係には長い歴史、堅実な政治基盤、豊富な協力内容、広範な民意の支持がある。双方の共同努力の下、両国の政治的相互信頼は引き続き深まり、『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設協力は豊かな成果をあげ、一連の重大プロジェクトが順調に進展し、両国の共同発展を力強く促進した。新たな情勢の下で、中国はタジキスタンと共に新時代における中国とタジキスタンの包括的な戦略的協力パートナーシップを発展させ、より高い起点の上に中国タジキスタン運命共同体を構築し、両国の発展と振興を後押しすることを望んでいる」と表明。
「中国・中央アジアメカニズムは6ヶ国による共同の先駆的取り組みだ。中国はタジキスタンや関連各方面と共に、中国・中央アジアメカニズムを絶えず最適化し、強化して、中国と中央アジアの協力がより多くの実務的な成果を得られるよう後押ししていくことを望んでいる。中国とタジキスタンは共に発展途上国であり、多くの『グローバルサウス』諸国と共に、団結・協力を強化し、真の意味での多国間主義を実践し、平等で秩序ある世界の多極化とインクルーシブな経済グローバル化を提唱し、手を携えて人類運命共同体を構築する必要がある」と強調した。
ラフモン大統領は「タジキスタンは習主席の訪問成果を実行に移すことを重要な契機として、『一帯一路』共同建設協力をさらに推進し、相互接続、農業、キーとなる鉱産物、新エネルギーなどの分野における協力を深め、タジキスタンの工業化・現代化建設を加速することを望んでいる。激動する国際地域情勢を前にして、タジキスタンは習主席が打ち出した一連のグローバルイニシアティブを揺るぎなく支持し、それを積極的に実行することを望んでおり、上海協力機構(SCO)、中国・中央アジアメカニズム、国連など多国間枠組み内での協調・協力を密切にし、揺るぎなく支持し合い、真の意味での多国間主義を実践し、国際的な公平性と正義、発展途上国の共通利益を共に守っていく。タジキスタンは、習主席の今回の訪問がタジキスタンと中国の新時代における包括的な戦略的協力パートナーシップをさらに高いレベルへと押し上げ、両国の国民にさらに多くの幸福をもたらすものと確信している」とした。(編集AK)
「人民網日本語版」2024年7月6日