中国の傅聡国連大使は16日、国際秩序と多国間協力に関する国連安保理公開討論で発言し、国際社会に対して、より公正で合理的な国際秩序の構築を推進し、主権の平等を守り、各国が多極化システムの中で自らの位置を見出し、相応の役割を果たすことができるようにし、平等で秩序ある世界の多極化を共同で推進するよう呼びかけた。新華社が伝えた。

傅大使は「各国間においては、互いを尊重し、互いの核心的利益と重大な懸念に配慮し、各国の国民が自ら選択した発展の路線と制度モデルを尊重すべきであり、他国の内政に干渉すべきではない。共通の安全保障を築き、各国の安全保障は不可分という客観的法則に立脚し、対話による紛争の解決、協議による溝の解消を堅持し、より均衡のとれた、実効性のある、持続可能な安全保障枠組みを構築すべきだ。また、共同発展を促進し、インクルーシブな経済グローバル化を推進し、『持続可能な開発のための2030アジェンダ』の実行を加速し、いかなる国も人も取り残さないという目標の達成に努力すべきだ」と表明。

傅大使は各国に対して、公正な道理と正義を守り、国連と国際法の権威を守り、「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う」というグローバル・ガバナンスの考えを提唱し、発展途上国の代表性と発言権を強化すること、開放性と包摂性を示し、異なる文明間の対等な対話、交流、相互参考を後押しし、各国民間の相互理解と親交を促進し、全人類に共通の価値観を発揚することを呼びかけた。（編集NA）

「人民網日本語版」2024年7月17日