外交部「パレスチナ各勢力の『北京宣言』署名は中東和平実現の重要な一歩」

2024-07-26 17:05:00

外交部(外務省)の毛寧報道官は24日の定例記者会見で、パレスチナの14勢力が署名した「北京宣言」について質問に答えた。

【記者】中国がパレスチナ各勢力の和解に向けた協議の開催に成功したことは国際社会から幅広く歓迎され、国連事務総長やEU中東和平プロセス特使などが中国に祝意を表明した。だが、和解への道が順風満帆となるはずはないとの指摘もある。中国は「北京宣言」実行の行方をどう見ているか。このためにどのような役割を発揮するか。

【毛報道官】パレスチナの14勢力が和解に向けた協議を行い、「北京宣言」に署名したことは、パレスチナの人々に希望と未来をもたらした。これは、パレスチナ問題の解決、中東の和平と安定の実現の促進における重要な一歩でもある。パレスチナ内部の和解の鍵は、決意を固め、方向性を把握し、順を追って一歩一歩進めることにある。不断に共通認識を形成し、かつ実践してこそ、和解プロセスは次第に着実なものとなり、内部の団結・統一はより強固なものとなる。平和は一日にしてならずだが、方向性が正しいものでさえあれば、根気強く続け、いささかも揺らぐことなく歩んで行くべきだ。

パレスチナ問題は中東問題の核心だ。中国はパレスチナ問題において、自国のいかなる利益も図ったことはない。我々は道義を重視し、公正を主張し、常にパレスチナの人々の民族としての合法的権利の回復を支持し、中東諸国の人々が自らの手中に運命を掌握することを支持している。中国は引き続きグローバル安全保障イニシアティブを実践し、中東の和平と安定に一層の貢献を果たしていく。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年7月25日

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