「中国双方向投資報告2024年」が発表 量が安定し質が向上
福建省厦門(アモイ)市で8日午後に行われた2024年国際投資フォーラムにおいて、中国国際投資貿易商談会組織委員会など複数の機関が「中国双方向投資報告2024年」を共同で発表した。それによると、2023年に中国は世界2位の外資流入国の地位を保ち、対外直接投資は世界3位となり、双方向の投資は量が安定し質が向上し、注目点が突出していたという。
23年には世界の国境を越えた投資フローが2%減少し、発展途上エコノミーの外資導入額が7%減少した。厳しく複雑な国際情勢に直面して、中国の実行ベース外資導入額は前年に比べて減少したものの、世界2位の外資の流入国の地位を保ち、外資導入規模は歴史的な高水準となった。
国際連合貿易開発会議(UNCTAD)がまとめた統計データによれば、23年に中国が受け入れた海外からの直接投資は1632億5000万ドル(1ドルは約142.8円)に上り、世界の海外直接投資に占める割合は12.3%となり、中国は引き続き世界2位の外資流入国の地位を保った。20年以降、中国の実行ベース外資導入額が世界に占める割合は終始12%以上で安定している。
同報告の指摘によると、23年の中国の外資導入では、ハイテク産業の導入額が同6.5%増の4233億4000万元(1元は約20.1円)となり、製造業の占める割合が1.6%ポイント上昇して27.9%に達した。欧州連合(EU)、米国、日本の資本により中国で設立された外資系企業がいずれも増加した。
また同報告によると、23年に中国の対外直接投資は安定した健全な発展を遂げ、対外投資大国の地位がますます安定した確かなものになり、海外にある中国資本企業の経営状況も良好だった。23年の中国の対外直接投資は1478億5000万ドルに達し、世界3位だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年9月9日