王毅氏が秋葉剛男国家安全保障局長と電話会談
王毅中共中央政治局委員(中央外事活動委員会弁公室主任)は21日、中日ハイレベル政治対話の日本側代表を務める秋葉剛男国家安全保障局長と電話会談を行った。新華社が伝えた。
王氏は「石破政権は発足以来、中国との戦略的互恵関係を包括的に推進すること、中国と『デカップリングやサプライチェーンの分断』を行う意図を有しないこと、福島原発汚染水の海洋放出問題で二国間の共通認識を堅持することを確認し、中国と上層部交流及び各分野における対話や協力を繰り広げる意向を表明した。中日関係は安定的なスタートを切った」と指摘。
「中国は対日政策において継続性と安定性を維持しており、引き続き中日間の4つの基本文書の確立した原則と方向に照らして、中日関係の健全かつ安定的な発展を推進することを望んでいる。日本が中国の核心的利益を尊重し、『一つの中国』という約束を厳守し、中国と向き合って進み、『互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならない』という中日の位置付けを堅持し、相手国の平和的発展への相互支持を堅持し、二国間関係の政治的な基礎を維持するとともに固め、各分野における両国の協力に新たな活力を吹き込み、地域の平和と安定に中日として貢献を果たすことを希望する。日本の新内閣が新たな気概を見せ、中日関係の新たな出発を実現することを希望する」と強調した。
秋葉氏は「日本は中国との戦略的互恵関係の包括的な推進、建設的かつ安定的な関係構築への尽力を堅持している。中国と共に、両国関係発展の大局に着目し、現在の二国間関係発展の勢いを保ち、方向性ある対話、戦略的対話を実施し、より多くの積極的なシグナルを対外発信していきたい」とした。
双方は、中日ハイレベル政治対話制度を引き続き活用し、定期的な意思疎通を継続することで同意した。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年10月22日