中共中央政治局会議、2025年の経済政策を検討
中共中央政治局は9日の会議で、2025年の経済政策について分析と検討を行ったほか、中央紀律検査委員会国家監察委員会から活動報告を受け、2025年の党風廉政建設(清廉な政治を行う党風確立)と腐敗対策について検討し、方針をまとめた。習近平総書記が議長を務めた。新華社が伝えた。
会議では、「来年の経済政策をしっかりと行うには、『習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想』を指針とし、中国共産党第20回全国代表大会(第20回党大会)及び中国共産党第20期中央委員会第2回全体会議(二中全会)、第3回全体会議(三中全会)の精神を全面的に貫徹・実行し、『安定を維持しながら前進』という政策の総基調を堅持し、新たな発展理念を完全かつ正確に全面的に貫徹し、新たな発展構造の構築を加速し、質の高い発展を着実に推進し、さらに改革を全面的に深め、高水準の対外開放を拡大し、現代的産業システムを構築し、発展と安全をより良く統合的に計画し、より積極的で有為なマクロ政策を実施し、国内需要を拡大し、科学技術革新と産業革新の融合的発展を推進し、住宅市場と株式市場を安定させ、重点分野でリスクと外部からの衝撃を防止及び解消し、見通しを安定化させ、活力を引き出し、経済の持続的回復・好転を後押しし、国民の生活水準を不断に高め、社会的調和・安定を維持し、第14次五カ年計画(2021~25年)の目標と任務を高い質で達成し、第15次五カ年計画(2025~29年)においてよいスタートを切るための基礎を固める必要がある」との指摘が行われた。
また、「来年は『安定を維持しながら前進』『前進による安定促進』を堅持し、より積極的な財政政策と適度な金融緩和政策を実施し、政策手段の選択肢を拡充・整備し、『超常規反循環的調節』を強化し、政策パッケージをしっかりと打ち出し、マクロコントロールの先見性・的確性・実効性を高める必要がある。消費の下支え、投資効率の向上に力を入れ、包括的に内需を拡大する必要がある。科学技術革新によって新たな質の生産力を牽引し、現代的産業システムを構築する必要がある。経済体制改革の牽引作用を発揮し、目安となる改革措置の実行と奏功を促進する必要がある。高水準の対外開放を拡大し、貿易と外資の安定化を図る必要がある。重点分野で効果的にリスクを防止・解消し、システミック・リスクを発生させないという譲れない一線をしっかりと守る必要がある。貧困脱却の難関攻略の成果を確固たるものにし続け、新型都市化と農村の全面的振興を統合的に推進し、都市部と農村部の融合的発展を促進する必要がある。大地域戦略の実施を強化し、地域発展の活力を強化する必要がある」との指摘が行われた。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年12月10日