外国人観光客の9割超「中国のモバイル決済の利便性が向上」
2024-12-19 16:43:00
中国のビザ(査証)免除措置の対象が広がり、中国を訪れる外国人観光客がますます増えている。北京外国語大学シルクロード研究院の課題チームは17日、111ヶ国からの観光客2000人余りを対象に行った調査研究の報告書を発表した。
それによると、回答した外国人観光客が中国旅行時に使用した決済サービスがより多様化し豊富になったという。クレジットカード、モバイル決済、現金をそれぞれ単独で使用した人もいれば、「クレジットカード+モバイル決済」、「クレジットカード+現金」、「モバイル決済+現金」の多様な組み合わせを使用した人もおり、さらには3種類の決済手段をすべて使用したという人もいて、中国での決済の利便性が全面的に向上していることが現れている。
このうちモバイル決済サービスが外国人観光客に広く受け入れられており、以前に中国を訪れたことのある観光客の約91%が「中国ではモバイル決済の利便性がさらに向上した」と感じている。
また同報告書によると、異なる国の若者がいずれもモバイル決済を使用することを好み、「90後(1990年代生まれ)」と「00後(2000年代生まれ)」の外国人観光客は中国において他の決済手段からモバイル決済へ切り替わる割合が高く、約90%に達した。これは、中国の決済の利便性向上により中国と海外の決済習慣による違いが小さくなっていることを示している。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年12月18日