外交部（外務省）の26日の定例記者会見で、郭嘉昆報道官がアジアの発展の展望及びその過程で中国が果たす役割に関する質問に答えた。

【記者】ボアオ・アジアフォーラム2025年年次総会で、「アジア経済の展望と統合プロセス報告書2025」が発表された。報告書によると、2025年のアジア経済の成長率は4.5％にまで上昇し、購買力平価（PPP）ベースでアジアの経済規模が世界に占める割合は48.6％にまで高まると予測される。フォーラムの事務局長は、アジアの将来に対して希望に満ちるだけの理由が世界にはあると述べた。報道官はアジアの発展の展望及びその過程で中国が果たす役割をどう評価するか。

【郭報道官】アジアは世界で最も人口が多く、経済的に最も活力のある地域だ。アジアのエコノミーは持続的に高い強靭性を示し、経済成長、物品・サービス貿易、地域経済統合などの面で世界の前列を歩んでおり、すでに世界の成長の重要な「動力源」かつ「安定化装置」となっている。我々は、各方面が今回のボアオ・アジアフォーラム年次総会において踏み込んだ意見交換、研究・討論を行い、普遍的に恩恵をもたらすインクルーシブな経済のグローバル化の進行という大勢を把握し、中国ーASEAN自由貿易圏3.0へのアップグレードの早期妥結・実施を促進し、デジタル経済やグリーン経済など持続可能な発展の新たな原動力を掘り起こすことを期待している。

アジアの重要な一員であり、ボアオ・アジアフォーラムのホスト国として、中国は質の高い発展と高水準の開放を揺るぎなく推し進め、アジア各国と手を携え、団結することで発展上の困難を取り除き、協力することでウィンウィンの道を追求し、世界経済の成長を後押しするために新たな「アジアの貢献」を果たしていく。（編集NA）

「人民網日本語版」2025年3月27日