【地域の発展支えるSCO】貿易の円滑化、天津港が加盟国協力に参考となる経験を提供

2025-08-28 15:59:00

中国税関総署がこのほど発表したデータによると、今年1-7月には、中国と上海協力機構(SCO)の加盟国との輸出入額が前年同期比3%増の2兆1100億元(1元は約20.6円)に達し、同期の過去最高を更新したという。SCOは「上海精神」を堅持しながら、経済貿易、投資、相互接続など各分野での協力を絶えず深化させ、互恵ウィンウィン・共同繁栄の道を歩み、地域の発展に力強い原動力を注入している。人民日報が伝えた。

5月20日、今年初の天津港発、霍爾果斯(コルガス)経由でウズベキスタンに直行する国際定期貨物列車「中亜班列」が出発した。韓国から海上輸送された50個の貨物コンテナは、2週間以内にウズベキスタンの首都タシケントのロジスティクスパークに到着した。中央アジア直行のこのシー・アンド・レール便は、従来のルートに比べて距離を800キロメートル短縮している。

現在、天津港は180以上の国・地域の500以上の港と結ばれており、ロシアやカザフスタン、ウズベキスタン、ベラルーシなどSCO加盟国と鉄道連絡輸送協力を深め、シー・アンド・レール便を開通し、SCO加盟国と世界市場を結ぶ重要なハブとなっている。

モンゴル交通運輸省のブ・ニィマダワ国家協力部長は、「モンゴルの多くの輸入貨物は天津港を経由して運ばれており、天津港は我々にとって非常に重要だ」と語った。

キルギス世界政治研究所のシェルダリ・バクティグロフ所長は天津港を視察後、「国際定期貨物列車『中欧班列』『中亜班列』のおかげで、沿線のSCO加盟国は中国と緊密に結ばれた。天津市は中央アジア諸国にとって重要な『海への窓口』となり得る」と感慨を込めて語った。

貿易の往来を円滑化するため、天津港はSCO加盟国の企業や物流業者と連携して、多くの協力の成果を上げている。2024年、天津港経由の「中欧班列」と「中亜班列」は、穀物や自動車等の貨物6万TEU(標準コンテナ換算)を輸送し、そのうち自動車及び部品は約1000TEUに上った。地域の特色ある産品が天津港を通じてアジア太平洋市場に効率的に輸送され、地域の産業・サプライチェーンの安定維持に寄与している。

世界経済が一国主義や保護主義という逆流によって打撃を受けている現在、開放と流通という道を堅持し、地域協力及び地域間協力を強化することの重要性がますます顕著になっている。ジャネシュ・ケーンSCO事務次長は「SCOは加盟国間の開放と協力の推進に尽力しており、天津港は重要な役割を果たし、加盟国協力に参考となる経験を提供している」と語った。

地域物流ルートの円滑化、産業・サプライチェーンパートナーシップの共同構築、貿易・投資の質的向上と高度化の推進を通じて、中国とSCO加盟国との経済・貿易分野の実務協力は絶えず新たな段階へと引き上げられている。2024年、中国とSCO加盟国、オブザーバー国、対話パートナー国との貿易額は8900億ドル(1ドルは約147.6円)に達し、域内貿易の発展の活力と展望を十分に示した。

ロシア国立研究大学高等経済学院ヨーロッパ・国際総合研究センターのワシリー・カシン所長は、「不確実性に満ちた世界経済情勢を前に、SCO加盟国が連携して多角的貿易体制を維持し、貿易・投資・技術の自由な移動を促進することは、地域及び世界の産業・サプライチェーンの安定確保に寄与し、開放型世界経済の構築に『SCOの力』をより多く捧げるものとなる」と語った。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年8月27日

 

 
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