未来をリードする中国、その政策はどこが正しかったのか

2025-10-21 17:07:00

歴史の重大な岐路に立つたびに、中国共産党は常に歴史の方向性と情勢の変化を把握し、正しい戦略を定めて、中国人民を導いてリスクや試練に打ち勝ち、常に時代の先頭を歩んできた。中国共産党第20期中央委員会第4回全体会議(四中全会)は、今後5年間の発展のトップレベルデザインをまとめ、中国式現代化における重大なブレイクスルーを推し進めることを目的に、「第15次五カ年計画(2026~30年)」に関する提言を検討し、まとめるものだ。(人民日報コラム「任仲平」掲載)

五カ年計画は、中国共産党による国政運営の重要な手段であり、中国式現代化を読み解く「鍵」でもある。「第1次五カ年計画」から「第14次五カ年計画」までの一貫した主題は「中国を社会主義現代化国家とすること」である。中国式現代化は中国を変えただけでなく、発展途上にある国々の現代化プロセスも変え、各国の学者から長期的な戦略計画の模範と見なされている。

中国式現代化は、かつて「不可能」とされた2つの難題を解決した。すなわち、西洋が数百年を要した産業化の道のりを数十年で完走し、経済の急速な発展と社会の長期的安定という2つの奇跡を成し遂げた。また、8年間で農村の貧困者1億人近くを貧困から脱却させたうえ、14億人余りの人々を共に現代化へと向かわせるべく尽力している。これら2つの「かつてない」成果は、中国式現代化の偉大さと独自性をはっきりと示している。

中国はなぜこうしたことを成し遂げることができたのか?鍵を握るのは、方向性の把握と思想による先導である。党中央が統括的に計画し、精確に力を注ぐ中、「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」が、中国、世界、人民、時代が発する問いに科学的に回答し、中国式現代化を理論的に指導し、その行動指針を示してきた。

■質の高い発展の堅持は、新時代における絶対優先事項 

中国は「新たな質の生産力」を支えに、経済と社会の全面的なグリーン・トランスフォーメーションを推進してきた。新エネルギー車、グリーン工場、再生可能エネルギーシステムなどが顕著な成果を挙げ、中国は世界のグリーン発展をリードする存在となった。「豊かな自然は金銀同様の価値がある」という理念は、提唱から20年で生態文明建設の各分野に深く根づき、世界の持続可能な発展に中国のプランを提供してきた。

■「人が中心」を堅持し、質の高い発展と高品質の生活を結び付ける 

アーバン・リニューアル、農村振興、「千万工程」などの取り組みにより、人々の生活を不断に改善し、都市部と農村部の所得格差を縮小し続けてきた。14億人以上の巨大市場は持続的な成長の原動力を解き放ち、人々の願望が発展を後押しする力の源泉となってきた。

■発展と安全を統合的に推進し、効率的なガバナンスによって現代化の安定した持続的な進展を確保 

法治化を着実に推し進め、民営経済促進法や外商投資法によってビジネス環境を確固たるものにしてきた。デジタル・ガバナンスによって効率を高め、末端組織のガバナンスを不断に革新し、「中国のガバナンス」は制度的優位性をはっきりと示してきた。

■高水準の対外開放の拡大を堅持し、平和発展の道を歩む 

中国は長年続けて外資誘致額が1000億ドル(1ドルは約150.9円)を超え、自由貿易試験区や中国国際輸入博覧会などによって開放を拡大し続けてきた。「一帯一路」(the Belt and Road)の質の高い共同建設やグローバル発展イニシアティブなど中国のプランは、人類運命共同体の構築を後押しし、大国としてのコミットメントをはっきりと示してきた。

現代化をほぼ実現するまでに残された時間はわずか10年、社会主義現代化強国の全面的完成までに残された時間もわずか20年余りだ。習近平氏を核心とする党中央の強固な指導の下、「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」を全面的に貫徹し、奮闘精神を喚起すれば、未来は必ずや我々のものであり、勝利も必ずや我々のものになるだろう。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年10月20日

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