中国、「新たな質の生産力」の形成を加速
「新たな質の生産力」の概念が提起されて以降、社会の各界で広く注目を集めている。人民日報が伝えた。
習近平国家主席は2023年9月に黒竜江省を視察した際、「科学技術革新の資源を統合し、戦略的新興産業と未来産業の発展をリードし、新たな質の生産力を加速度的に形成する」と強調した。
23年末に行われた中央経済政策会議では、「科学技術革新によって産業の革新を推進し、特に破壊的技術と先端技術によって新産業、新モデル、新原動力を生み出し、新たな質の生産力を発展させなければならない」と提起された。
「新たな質の生産力」の内容をどのように理解すればよいか。「新たな質の生産力」は技術の革命的ブレークスルー、生産要素の革新的配置、産業の深いレベルのトランスフォーメーション・高度化により生み出された現代の先進的な生産力であり、労働者、労働手段、労働の対象及びその最適化された組み合わせの質的変化を基本的な内容とし、全要素生産性の向上をコア指標とする。
現在、中国の科学技術は産業の発展を支える能力が絶えず増強されており、戦略的新興産業と未来産業の発展のために良好な基礎が打ち立てられた。第14次五カ年計画(2021-25年)と2035年までの長期目標綱要は、脳型知能、量子情報、遺伝子技術、将来ネットワーク、深海・空・宇宙開発、水素エネルギーとエネルギー貯蔵といった最先端の科学技術と産業変革の分野において、未来産業のインキュベーションと加速計画を企画・実施し、複数の未来産業を計画・展開することを提起した。
技術のブレークスルーによる革新と産業高度化による質の向上が、「新たな質の生産力」を共に形成しつつあり、経済の質の高い発展に新たな原動力を提供している。
(編集KS)
「人民網日本語版」2024年1月10日