王毅氏、「中国が南中国海で威圧的行動」に反論
2024-02-19 17:05:00
王毅中共中央政治局委員(外交部長)は現地時間17日、ドイツで開催されたミュンヘン安全保障会議に出席し、中国をテーマとしたセッションで基調演説を行い、会場で質問に答えた際に「中国が南中国海で威圧的行動を取っている」という誤った言説に反論した。新華社が伝えた。
王氏は「南中国海諸島は一貫して中国の領土だ。1960年代から70年代にかけて、特定の国々が中国の一部の島や礁を次々に侵略・占拠したが、中国は終始自制を保ち、友好的協議による問題解決を堅持してきた。これのどこが威圧的行動なのか?2002年に中国はASEAN諸国と『南中国海における関係国の行動宣言(DOC)』の調印を推進して、南中国海の平和と安定を力強く維持した。現在、中国はASEAN諸国と協力して、『南中国海における行動規範(COC)』の協議を加速しており、実効性があり、具体的意義に富み、『国連海洋法条約』を含む国際法と合致する地域ルールについて早期の合意を目指している。これは溝の管理・コントロール、南中国海の安定化、協力の促進にさらに寄与することとなるだろう」と指摘。
「中国とASEAN諸国には、COC協議を妥結し、南中国海の平和と安定及び航行と上空飛行の自由をしっかりと維持すると同時に、この地域における他国の正当な権益を保障する能力と知恵がある」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年2月19日