習主席 マクロン仏大統領とピレネー山脈で首脳会議
習主席は、「中華文明は世界で唯一、5000年以上も途切れることなく続く悠久の文明である。そのため、中国人は家族と国家に対して強い理念を持っており、特に国家統一を重視し大切にしている」と述べたうえで、「中国とフランスは、それぞれ東と西の文明に属しており、価値観も社会制度も異なるものの、文明の交流と学び合いを重視している。双方は和して同ぜず、対話と協力によって世界の平和と発展、人類の進歩に新たな貢献をすることができる」と期待を寄せました。
これに対し、マクロン大統領は、「昨年の中国訪問、特に広州の松園で習主席との会談は深く美しい印象を残した。習主席との踏み込んだ交流を通じて、中国の歴史・文化・理念・発展プロセスをさらに理解し、重要な問題における中国の立場への理解を深めた」と述べ、「現在の国際情勢は不確実性に満ちており、欧州が戦略的自主性と団結・統一を維持することは極めて重要だ。欧州が中国と良好な関係を発展させ、二国間や多国間協力を強化することも極めて重要だ。フランスと中国はいずれも国連安保理の常任理事国である。習主席と密接な交流を保ちながら、欧州と世界の平和と安定維持に積極的な役割を果たすことを望んでいる」と示しました。
習主席はマクロン大統領の中国再訪を歓迎し、より多くのフランスの優れた農産物や食料品が中国市場へ進出すること、より多くの友好的なフランス国民が中国を訪問することに歓迎の意を表しました。
マクロン大統領夫妻は習主席と彭麗媛夫人に同行してトゥールマレー峠からタルブ市に戻り、空港で送別式典を行いました。両元首は北京での再会を約束しました。(Lin、鳴海)
中国国際放送局日本語部より