習主席「マクロン大統領との会談は実り豊か」
フランス訪問中の習近平国家主席は、現地時間6日午後、パリのエリゼ宮でマクロン大統領と会談後、共同記者会見を行いました。
習主席は、「マクロン大統領と実り豊かな会談をした。われわれは次の4点で合意した。第一に、二国間関係の戦略的安定を強固にすること。マクロン大統領の再度の訪中を歓迎する。第二に、互恵協力の広大な潜在力を掘り起こすこと。双方は二国間貿易の向上とともにそのバランスを取ることを促進し、双方向投資の拡大を奨励し、相手国の企業に良好なビジネス環境を提供することに尽力する。第三に、人的・文化的交流の促進を加速させること。中国は、フランスを含む12カ国からの訪問者の短期滞在に向けたビザ免除政策を2025年末まで延長することを決定した。また、今後3年間でフランスからの留学生の数が1万人を超え、欧州から交流のために訪中する青少年の規模が倍増するよう推進する。第四に、グローバルな協力に向けたより大きなコンセンサスを構築すること。双方は、気候変動や生物多様性などの分野で協力を深め、人工知能(AI)のグローバル・ガバナンスや国際金融システム改革などの分野で対話を強化する」と明らかにしました。
習主席はまた、「国連安全保障理事会の常任理事国であり、責任ある大国として、中国はフランスと共に、パリ五輪を契機に、五輪開催期間中の全世界での停戦を提案する」と述べました。
会談に先立ち、習主席はマクロン大統領が主催した盛大な歓迎式典に出席しました。(鵬、MI)
中国国際放送局日本語部より