習近平国家主席がイタリアのメローニ首相と会談
習近平国家主席は29日、中国を公式訪問中のイタリアのメローニ首相と北京の釣魚台国賓館で会談した。新華社が伝えた。
習主席は「中伊関係の健全かつ安定的な発展は、両国及び両国民の共通利益にかなう。現在、国際情勢は深く変化し続けているが、中伊関係を重視し、うまく発展させたいという中国側の考えに変わりはなく、協力・ウィンウィンという中伊関係の本質に変わりはなく、両国民の友情に変わりはない。双方は、友好的交流の伝統を継続し、引き続き互いの選択した発展路線を理解し合い、尊重し合う必要がある。中伊両国の産業は強みによって補完し合っており、互いにチャンスであり、相互開放・協力を堅持すべきだ。中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議(三中全会)が先般閉幕した。中国は不断に高水準の対外開放を推進して、中国式現代化に力強い弾みをつけるとともに、イタリアなど各国との協力拡大に新たな機会をもたらしていく。中国はイタリアと経済・貿易投資、工業製造、科学技術革新、第三国市場など在来分野で協力の最適化及び高度化を推進し、電気自動車(EV)や人工知能(AI)など新興分野における協力を検討することを望んでいる。イタリア企業の対中投資を歓迎し、優れたイタリア産品の輸入を拡大していきたい。イタリア側も同様に中国企業のイタリアでの発展のために、公平で透明性のある、安全で差別のないビジネス環境を提供してもらいたい」とした。
メローニ首相は「イタリアは『一つの中国』政策の遂行を堅持している。中国と対話や協力を強化し、さらに多くの潜在力を掘り起こし、経済・貿易・投資、EV、AIなどの分野で両国間の協力を深め、人的・文化的交流を緊密化し、より多くのイタリア産品の中国市場進出を後押ししていきたい」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年7月30日