中国式現代化と世界——新中国成立75周年記念シンポが大阪で開催

2024-09-13 15:13:00

李一凡=文 中国外文局アジア太平洋広報センター=写真 

「中国式現代化は中国自身の発展のみならず、全世界に新たな協力のチャンスをもたらす」 「民主の形は決して一つではなく、中国式民主は常に国民生活の発展と改善を重要なポジションに据えている」「中国式現代化を深く理解することは、日中関係の安定的な発展を維持する上で大きな意義がある」 

9月11日に大阪で行われた「中国式代化と世界―新中国成立75周年記念シンポジウム」で行われた中日両国の来賓、専門家、学者による見事なスピーチと洞察に、来場者はしばしば賛同の拍手を送った。 

シンポジウム会場 

このシンポジウムは、中国駐大阪総領事館、中国外文局アジア太平洋広報センター、当代中国・世界研究院の主催、中国国際図書貿易集団有限公司と北京煦方国際デジタル文化伝媒有限公司の共催で行われた。薛剣中国駐大阪総領事、中国外文局の高岸明総編集長、大阪府日中友好協会の梶本徳彦会長が出席し、あいさつした。元内閣総理大臣で東アジア共同体研究所の鳩山由紀夫理事長らは書面であいさつが送られた。司会は中国外文局アジア太平洋広報センターの于文副主任が務めた。 

中国式現代化の歴史的チャンスを共有 

基調講演を行う薛剣総領事 

薛剣総領事は基調講演で、新中国成立75年の歴史的成果を振り返り、「中国式現代化は、この世界と密接につながっている。中国式現代化の道は、これからますます拡大していきながら、自国の発展はもちろん、世界の発展により多くの新しいチャンスをもたらし、世界平和にさらなるプラスのエネルギーを注入していく」と示した。さらに「中国と日本は手を携え現代化の道をともに歩む良きパートナーとなることを期待している。求同存異(小異残し大同につくの姿勢で中国式現代化を正視し、『Look at ChinaGo to China』という方法で、中国式現代化に直に触れ、オープンかつ実務的協力の中で中国式現代化を享受してほしい。私たちは日本側と緊密に手を携えて現代化の道を歩みながら、現代化の新たな成果によって、世界の発展に新たな機会をもたらしていきたい」と語った。 

あいさつに登壇した高岸明総編集長 

高岸明総編集長は、中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議が、中国式現代化をめぐって改革をいっそう全面的に深化させる総体的配置をを科学的に計画し、将来の中国の改革の青写真を描き、目標を定め、方向性を明らかにし、全世界の共同発展に自信と希望をもたらしたと指摘した。さらに、日本の各界がよりいっそう中国式現代化への理解をめることに期待すると共に、 

1.中国式代化に関する国際的研究を深め、グローバル発展を目指す 

2.改革開放を全面的に深化させ機会を捉え、ウィンウィンの経済貿易協力推進する 

3.メディアやシンクタンクなど各機関の交流と協力を拡大し、中国に対する理解と認識を深める 

という3つの提案を行った。 

安定的で互恵的な日中関係は極めて重要 

新中国成立から75年の間、中日関係は浮き沈みを経験したが、日本側参加者は「両国は一衣帯水の重要な隣国であり友人であり、両国にとって安定的で互恵的な関係が不可欠である。日本は中国式代化への理解に基づき、中国との協力を強化する必要がある」との認識で一致した。 

シンポジウム会場 

鳩山由紀夫理事長は、「日本は米国に追随する姿勢を改め、中国と米国の橋渡し役として役割を果たし、両国関係を緩和するよう努める必要がある。最近、日中間の意思疎通の兆しが見えてきた。両国はこの勢いを維持することが期待されるとともに、日本が国民の対中感情を改善するために積極的な取り組みを行うことが望まれる」とする文書を寄せた。 

あいさつに登壇した梶本徳彦会長 

梶本徳彦会長は、「日本の国民の中にはお隣の国の発展を好ましいと素直に評価したくない感情があるのかもしれないが、それは政府の見解やメディアの報道の影響が大きいからだと考えられる。中国との対立感情をあおるのではなく、中国式現代化を正確に知り、共存協調路線を取り共に繁栄する方向に立つべきだ」と述べた。 

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