上海市のタクシーで海外発行のクレジットカードの利用が可能に

2024-10-09 17:02:00

上海市交通委員会は5日の取材に対して、第7回中国国際輸入博覧会(以下、「輸入博」)の開幕まであと30日となったことを機に、各種交通アクセスを保証するための作業がすでに全面的なラストスパートの段階に突入していると明らかにした。タクシーに関しては、モバイルPOS端末を導入するほか、お釣り用の小銭が用意された「釣り銭パック」を全てのタクシーに提供することで、各種決済手段がスムーズに利用できるようにし、輸入博に参加する中国や海外から来たゲストに、より便利な移動と決済体験を提供できるようにしている。

タクシー会社大手の「大衆」や「強生」では、輸入博のために十分な車両を確保しているほか、海外発行のクレジットカードや非接触型モバイル決済、ストアスキャン方式・ユーザースキャン方式のQRコード決済に対応したモバイルPOS端末を他に先駆けて一部導入しているという。

「大衆」タクシーの品質管理部の周驊カスタマーサービス主管によると、クレジットカードを習慣的に利用している外国人ゲストがタクシーに乗る際の決済をめぐる問題を解決するべく、同社は今年4月、中国銀行と提携して、POS端末「中銀智慧付」搭載タクシーを打ち出した。現時点で、1000台近くのタクシーにPOS端末が取り付けられており、輸入博開幕までに、その数は2000台にまで増える計画だという。また、輸入博閉幕後も、こうしたPOS端末のあるタクシーが長期間にわたって利用できるようにするという。

この他、お釣り用の小銭が用意された「釣り銭パック」を全てのタクシーに提供し、現金で決済する乗客、特に高齢者に便利なサービスを提供する。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年10月8日