習近平国家主席がプーチン露大統領とテレビ会談
習近平国家主席は21日、北京の人民大会堂でロシアのプーチン大統領とテレビ会議の形式で会談した。新華社が伝えた。
習主席は「新たな1年において、私はプーチン大統領と共に、遠大な視点に立つ中露関係を引き続き先導し、中露関係の安定性と強靭性によって外部環境の不確実性に対処し、共に両国の発展と振興を促進し、国際的な公平と正義を守ることを望んでいる。双方は、引き続き戦略的協力を深め、揺るぎなく支持し合い、両国の正当な利益を守る必要がある。二国間関係を強固にし、開拓し発展させ、実務協力の深い発展を推進する必要がある。今年は中国人民抗日戦争、ソ連の大祖国戦争、ならびに世界反ファシズム戦争の勝利80周年にあたり、国連創設80周年にもあたる。中露両国はこれを契機に、共に国連中心の国際体制及び第二次世界大戦の勝利の成果を守り、各国が国連憲章の趣旨と原則を遵守する後押しをし、普遍的で広く認められた国際関係の基本準則を堅持し、真の多国間主義を実践する必要がある。上海協力機構 (SCO)の輪番議長国として、中国はロシアやその他の加盟国と共に、SCOがさらなる質の高い発展、さらなるコミットメントという新たな段階に進む後押しをすることを望んでいる。中露はまた、『グレーターBRICS協力』を共に推進し、グローバル・サウスの団結と自強の新たな章を記す必要がある」とした。
プーチン大統領は「80年前、露中両国は鮮血と生命をもって侵略者に抵抗し、国家の主権と民族の尊厳を守った。今年我々は共に世界反ファシズム戦争勝利80周年を盛大に祝い、第二次世界大戦の成果を守る。ロシアは中国と多国間問題で協力を強化し、世界の平和と発展に積極的な役割を果たすことを望んでいる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年1月22日