6ヶ国へのビザ免除措置初日、対象国からの入国者は前日比12.54%増
12月1日、6ヶ国を対象にしたビザ免除措置実施初日に、上海浦東国際空港の入国審査場で審査を受ける外国人(写真提供・新華社)。
中国人と外国人の往来を円滑化し、質の高い発展やハイレベルな対外開放にサービスを提供すべく、中国はこのほど、ビザ免除措置の対象国を試験的に拡大することを決定。フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、マレーシアの6ヶ国の一般旅券(パスポート)所持者を対象に、ビザ免除措置が実施されることになった。
2023年12月1日から来年2024年11月30日までの期間、上記の国の一般旅券所持者は、ビジネスや観光、親族・友人訪問、トランジットの目的で、中国に15日以内の滞在をする場合、ビザ免除措置の対象となる。
杭州の入国審査場で外国人に案内サービスを提供する警察官(写真提供・中国新聞網)。
中国国家移民管理局によると、上記6ヶ国の一般旅券所持者を対象としたビザ免除措置実施の初日となった今月1日、延べ2029人が同措置を利用して中国に入国した。うち最も多かったのはマレーシア人で、延べ1113人だった。また、フランス人は延べ227人で、前日比で52.31%増となり、中国入国者の増加幅が6ヶ国のうちで最も大きかった。統計によると、6ヶ国からの中国人の入国者も前日比で12.54%増となった。
今月1日、ポルトガルのリスボンと浙江省の杭州を結ぶ直行便JD622便が到着すると、あるスペイン人男性は、速やかに入国・通関手続きを済ませ、「中国の旅」をスタートさせていた。この男性がビジネスのために中国を訪問するのはこれで今年6回目となり、ビザ免除措置を利用したのは今回が初めてという。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年12月4日