王毅氏がシリア情勢について中国の見解を表明
2024-12-17 11:26:00
王毅中共中央政治局委員(外交部部長)は13日、北京でエジプトのアブデルアーティー外相と外相戦略対話を行った後、共同記者会見に臨んだ。新華社が伝えた。
現在のシリア情勢について中国の見解を問われた王氏は「中国は最近の急速に激動するシリア情勢を注視している。中国はシリアに対して長期にわたり友好協力政策を遂行してきた。中国は、これまでシリアの内政に干渉したことはなく、シリア国民の選択を尊重してきた。我々は、シリア国内の早期の平和実現、安保理第2254号決議の実行、『シリア人が主導し、シリア人のものである』という原則に基づく国内政治プロセスの推進、そして包摂的な対話を通じてシリア国民の意向に沿った国家再建構想を見出すことを支持する。将来のシリアは、いかなる形態のテロリズムや過激派にも断固として反対するべきだ。国際社会はシリアの主権及び領土保全をしっかりと擁護し、シリアの民族・宗教的伝統を尊重し、シリア国民が自ら決定を行えるようにする必要がある。各国は共同でシリアに支援の手を差し伸べ、シリアに対する長年にわたる不法で一方的な制裁の解除と、シリアの厳しい人道状況の緩和を図るべきだ」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年12月16日