王毅氏「上海協力機構は今後も中国外交の優先的方針」
王毅中共中央政治局委員(外交部長)は22日、北京で催された上海協力機構(SCO)事務局設立20周年記念レセプションに出席した。新華社が伝えた。
王氏はスピーチで、SCOの発展に事務局が果たしてきた重要な貢献を肯定的に評価し、「SCOをしっかりと発展させることは皆にとって共通の課題であり、各加盟国は団結・協力し、SCOをさらに大きく、強く、着実なものにし、過去百年間なかった大きな変化の中でSCOが『安定の錨』としての役割を果たすようにする必要がある。中国は引き続きSCOを外交上の優先方針とし、これまでと同様に事務局の活動に便宜を図り、これを支持していく。中国はSCO輪番議長国であるカザフスタンの活動を支持しており、今年のアスタナ・サミットでの実り豊かな成果を確保し、SCOの発展に新たな展望を切り拓き、世界の恒久平和と共同繁栄のために『SCOの力』でさらに貢献すべく、各国と共に努力していきたい」と指摘した。
SCOの張明事務局長はスピーチで、「過去20年の間に、SCOは加盟国6ヶ国という規模から、加盟国、オブザーバー国、対話パートナー国合わせて26ヶ国を擁する大きなファミリーへと発展し、社会制度や発展路線の異なる国々による団結・協力、開放・ウィンウィン、包摂・相互参考という全く新たな協力モデルを創り出した。事務局は初心を忘れず、力強く前進し、組織構築を十全化し、SCOの発展をより強固に支えていく」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年2月23日