李強総理が日本の石破茂首相と会談

2024-10-12 16:53:00

ASEAN関連首脳会議出席のためラオス・ビエンチャンを訪れている李強総理は10日、日本の石破茂首相と会談した。新華社が伝えた。

李総理は「習近平国家主席が指摘したように、中日は一衣帯水の隣国であり、平和共存、幾世代にもわたる友好、互恵協力、共同発展の道を歩むことが両国民の根本的利益にかなう。日本が中日間の4つの基本文書の原則と共通認識を厳守し、中国と向き合って進み、両国関係の正しい方向を堅持し、両国関係の政治的な基礎を守り、不断に対話と協力を強化し、両国の戦略的互恵関係を包括的に推進し、新しい時代の要請にかなう建設的かつ安定的な中日関係の構築に努めることを希望する」と述べた。

そして、「中日両国の発展は互いにとって重要なチャンスであり、挑戦ではない。中国は日本と共に、各々の比較優位性を一層発揮し、科学技術革新、デジタル経済、グリーン開発等の分野で協力の新たな成長源をさらに多く掘り起こし、輸出規制対話制度を活用し、産業チェーン・サプライチェーンの安定性と円滑性及びグローバルな自由貿易体制を共同で維持することを望んでいる。双方は地方・文化・スポーツ・若者などの交流・意思疎通の支援によりいっそう力を入れ、両国民間の相互理解と友情を不断に増進する必要がある。中国は日本と多国間分野で調整・協力を強化し、地域の平和・安定、繁栄・発展を共に促進することを望んでいる」とした。

石破首相は「日中は現在、両国間の戦略的互恵関係を包括的に推進し、建設的かつ安定的な二国間関係の構築に努めるという方向に沿って前進している。日本は中国と未来志向で、上層部交流を強化し、各レベルで対話・意思疎通を緊密化し、懸案を協議で解決し、互恵協力を引き続き推し進め、日中関係の安定的で長期的な発展を推進することを望んでいる。日本には中国との『デカップリング』を図る意図はなく、各分野で実務協力を深め、その成果が両国民により多く恩恵を及ぼすようにすることを希望している。台湾問題において『日中共同声明』を堅持するという日本の立場に変更はない。日本は中国と国際・地域問題で意思疎通を強化し、課題に対処することを望んでいる」との意を表した。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年10月11日