李強総理、第27回ASEANプラス1(中国)首脳会議に出席

2024-10-12 16:57:00

李強総理は10日、ラオス・ビエンチャンで第27回ASEANプラス1(中国)首脳会議に出席した。人民日報が伝えた。

 

李強総理は10日、ラオス・ビエンチャンで第27回ASEANプラス1(中国)首脳会議に出席した。写真は会議前に撮影された各国首脳の集合写真(撮影・張領)。 

李総理は「過去1年間で中国ASEAN運命共同体の構築は新たな一歩を踏み出し、双方の人々に確かな恩恵を及ぼした。現在、世界経済は回復力に乏しく、グローバルな需要不足の問題が一層際立ち、市場は経済発展において最も不足した資源となっている。14億人以上と6億人以上の人口を擁する二大市場である中国とASEANにとって、市場資源は最も際立った優位性だ。我々の市場は現在、包括的に高度化し、不断に規模と開放を拡大しており、市場の連携強化がさらなる協力における重要な方向性だ。中国ASEAN自由貿易協定(ACFTA)3.0高度化交渉が実質的に完了したことは、双方による超巨大市場の共同構築に制度的な保障を与えるものであり、東アジアの経済統合を共同でリードする重要な動きとなった。中国はASEANと市場の共同構築及び共有の面でいっそう力を入れ、方法を考え、双方により強靭かつ長期的な発展の原動力をもたらし、地域、さらには世界の共同繁栄をより強固に支えることを望んでいる」と述べた。

そして、「中国とASEANの関係はすでに二者間の範疇を超え、広範囲に及ぶアジア的意義と世界的影響力を持っている。習近平国家主席は『中国は引き続き親善・誠実・互恵・包容の理念を実践し、地域諸国と連携してアジアというふるさとを築いていく』と表明した。中国はASEANと共に努力し、アジアのさらに素晴らしい未来を共に創造していくことを望んでいる。第1に、立体的連結ネットワークを構築し、インフラ整備協力を積極的に推進し、ACFTA3.0の調印と実施を加速する。第2に、新興産業協力を拡大し、デジタル経済やグリーン開発などの分野で協力の潜在力を深く掘り起こし、産業のモデル転換の加速を推進する。第3に、人的・文化的交流を深め、グローバル文明イニシアティブの地域における実行を推進する」とした。

さらに、「中国はこれまでと同様にASEAN統合及び共同体の構築を揺るぎなく支持し、ASEANの戦略的自律性を揺るぎなく支持していく。中国はASEAN各国と共に、中国とASEANの包括的な戦略的パートナーシップを不断に新たな段階へ押し上げていくことを望んでいる」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年10月11日