習近平国家主席がスロバキアのフィツォ首相と会談
習近平国家主席は1日、中国を公式訪問したスロバキアのフィツォ首相と北京の人民大会堂で会談した。新華社が伝えた。
習主席は「中国とスロバキアの国交樹立から今年で75年になる。我々は両国関係の戦略的パートナーシップへの格上げを決定した。これは両国の将来の発展における必要性と合致し、二国間協力に新たな強大な原動力を与えるものとなるだろう。中国はスロバキアと共に努力して、両国関係が新たな章を切り開き、より高い水準へと邁進する後押しをしていきたい」と表明。
「双方は4つの面から両国関係の質的向上と高度化を推進し続けることができる。第1に、政治的相互信頼の深化。上層部交流を継続し、戦略的な意思疎通を強化し、相互尊重・相互信頼、対等な付き合い、互恵・ウィンウィンを堅持し、互いの核心的利益と重大な懸念に配慮する。第2に、実務協力の拡大。新設した両国の政府間協力委員会を活用し、新エネルギー、交通・物流、インフラ整備、水資源の管理などの分野で連携を強化する。中国は実力ある中国企業に対スロバキア投資を促すとともに、スロバキア企業による中国市場の開拓も歓迎する。第3に、人的・文化的交流の拡大。政党、地方、青年、シンクタンク、メディアなどの意思疎通と対話を実施し、孔子学院などの場を活用し、両国の幾世代にもわたる友好を支える民意の土台を固める。中国はスロバキア国民に対して15日間の査証(ビザ)なし入国を認めることを決定した。第4に、国際協力の強化。混迷する世界を前に、双方は真の多国間主義を堅持し、国連中心の国際体制と国際法に基づく国際秩序を断固として守り、平等で秩序ある世界の多極化、インクルーシブな経済のグローバル化を提唱し、『共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う』というグローバル・ガバナンス観を実践し、人類運命共同体の構築を後押しする必要がある」と強調した。
フィツォ首相は「スロバキアは習主席の打ち出した3大グローバル・イニシアティブを称賛し、一国主義と覇権主義に反対している。中国と多国間の意思疎通や協力を強化し、グローバル・ガバナンスの整備を後押しし、全人類の幸福を促進していきたい」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年11月4日