第5回中国・中央アジア外相会議が成都で開催

2024-12-02 16:55:00

第5回中国・中央アジア外相会議が1日、四川省成都市で開催され、王毅中共中央政治局委員(外交部部長)が議長を務めた。新華社が伝えた。

王氏は「昨年5月、第1回中国・中央アジアサミットが西安で成功裏に開催され、中国・中央アジア関係の発展に新紀元が開かれた。中国は、中央アジア諸国と手を携えて、中国・中央アジア協力の包括的で持続的かつ前向きな発展を推進することを望んでいる」と述べ、会議の共通認識について以下のように説明した。

(1)首脳主導の堅持。6ヶ国の首脳が描いた青写真に従い、引き続き西安サミットにおけるコンセンサスをしっかりと実行に移し、来年カザフスタンで開催する第2回サミットへの準備を入念にしっかりと行う。

(2)発展優先の堅持。貿易の円滑化、産業投資、コネクティビティ、環境配慮型鉱業、農業、人的往来の円滑化という6つの優先的協力分野に焦点を合わせ、中国・中央アジア協力の水準を全体的に高め、グローバル発展イニシアティブを実際の行動によって実行に移す。

(3)安危を共にすることの堅持。グローバル安全保障イニシアティブをしっかりと実行に移し、法執行・安全協力を深め、危機と試練に連携して対処し、6ヶ国の安定した穏やかな発展環境を維持する。

(4)幾世代にもわたる友好の堅持。グローバル文明イニシアティブを共に実践し、平等・相互参考・対話・包摂という文明観を堅持し、善隣友好と幾世代にもわたる平和という理念を永続的に継承する。

(5)多国間主義の堅持。いかなる形の「デカップリングとサプライチェーンの分断」「科学技術の独占・封鎖、障壁の設置」にも反対し、グローバル・サウス協力を促進し、平等で秩序ある世界の多極化、普遍的に恩恵をもたらすインクルーシブな経済のグローバル化の実現を後押しする。

中央アジア5ヶ国の外相は、これらの協力提言に賛同。中国と手を携えて中央アジア・中国運命共同体を構築する意向を表明した。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年12月2日