王毅氏「『二国家解決』が唯一の打開策、国際和平会議の開催を」

2023-12-04 16:28:00

王毅中共中央政治局委員(外交部長)は米国現地時間11月29日、パレスチナ・イスラエル問題に関する国連安保理ハイレベル会合に出席した後、記者会見に臨んだ。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。

パレスチナ問題の根本的解決を後押しするための中国の提言について問われた王氏は「『二国家解決』がパレスチナ問題解決の唯一の打開策だ。『二国家解決』は国際正義の守るべき一線であり、後退することがあってはならない。独立したパレスチナ国の樹立は、剥奪することのできないパレスチナの人々の民族としての権利であり、取引は許されない。パレスチナの人々が長年にわたり被ってきた歴史的不公正を前にして、いかなる者にも引き延ばしの口実や不作為の理由はない。パレスチナの人々の前途命運に関わる問題において、いかなる国にも拒否権はない。パレスチナ問題は中東問題の核心であり、国際的なアジェンダにおいて優先的位置に据えなければならず、決して片隅に追いやることがあってはならない。『二国家解決』を完全に実行することで初めて、中東地域の真の平和実現が可能となり、イスラエルも恒久的な安全を得ることが可能となる。中国は、より大規模で、より権威と実効性を備える国際的な和平会議をできるだけ早期に開催し、和平促進の共通認識の形成をさらに進めるとともに、具体的なロードマップとタイムテーブルを策定して、パレスチナ問題の包括的で公正かつ永続的な解決を後押しするよう呼びかける」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年12月1日