王毅氏「中国とブラジルは両国関係の次の『黄金の50年』を共に築く」
王毅中共中央政治局委員(外交部長)は19日、ブラジルのヴィエイラ外相との共同記者会見で、国交樹立50周年を契機に、中国とブラジルの関係における次の「黄金の50年」を共に築いていくことを強調した。新華社が伝えた。
王氏は「双方は連携して、中国とブラジルの包括的・戦略的パートナーシップが新たな段階へ達し、新たな活力を示し、新たな境地を開く後押しをして、両国関係が引き続き時代の先頭を歩み、発展途上の大国の団結と協力、互恵・ウィンウィンの模範となるようにする必要がある」と指摘。双方間の主要な合意事項として、次の4点を挙げた。
(1)連携して両国首脳間の重要な共通認識を実行に移し、戦略的相互信頼をさらに固める。双方は両国首脳の戦略計画を指針に、互いの核心的利益や重大な懸念に関わる問題で引き続き理解し合い、支持し合う。
(2)連携して互恵協力を深め、両国民に幸福をもたらす。双方は自国企業による相手国での投資や事業展開に便宜を図り、支持する。
(3)連携して人的・文化的交流を増進し、両国の友好を支える民意の土台を固める。双方は互いに査証(ビザ)取得の利便性を高め、双方向の人的往来を拡大し、在成都ブラジル総領事館開館の推進を加速する。
(4)連携して大国としての責任感を示し、人類運命共同体の構築を後押しする。双方は意思疎通と協力を強化し、発展途上国の共通利益を守り、世界の平等かつ秩序ある多極化と経済のインクルーシブなグローバル化を推進し、中国ブラジル運命共同体、中国・中南米運命共同体を構築する。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年1月22日