習近平国家主席は8日、国賓として中国を訪問したイタリアのマッタレッラ大統領と北京の人民大会堂で会談した。新華社が伝えた。

習主席は「中国とイタリアの包括的な戦略的パートナーシップの構築から今年で20年になる。現在の世界は百年間なかった大きな変化の最中にある。長い文明の歴史を持つ大国同士である中国とイタリアは、開放的で包摂的な伝統を発揚し、国際社会が対話によって溝を解消し、協力によって衝突を乗り越える後押しをし、睦まじく共生する素晴らしい世界を手を携えて構築するべきだ」と指摘。

「双方は、中伊政府間委員会及び各分野における対話メカニズムの役割を十分に発揮し、交流を強化し、相互信頼を強固にし、引き続き互いの核心的利益と重大な懸念を理解かつ支持し、相互支持の戦略的パートナーであるべきだ。引き続き人的・文化的交流を緊密化し、新たな文化協力実施計画をしっかりと実行に移し、文化芸術、文化財保護、名著の相互翻訳、観光、教育などの分野で協力を深め、文化遺産協力を両国間の人的・文化的交流の新たな目玉とする必要がある。語学教育と青少年交流を支持する必要がある。互いに成果を挙げる協力パートナーであり続ける必要がある」と強調した。

マッタレッラ大統領は「イタリアは中国と共に、両国の包括的な戦略的パートナーシップ構築20周年を契機に、経済・貿易、科学技術などの分野で協力を強化し、両国関係を新たな高みへと押し上げることを望んでいる」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2024年11月11日