北京五輪へGO!

 

8月8日、オリンピックの聖火は、4カ月余にわたるリレーを経て、ついに北京のオリンピック・メーンスタジアムに到着した。そして世界各地から来たアスリートやコーチ、観客たちが見守る中、聖火台に点灯され、4年に一度の世界的なスポーツの祭典が始まった。

北京オリンピックには3つの理念がある。それは「緑色五輪」「科技五輪」「人文五輪」である。「環境にやさしい」「ハイテクの」「人間本位の」五輪という意味である。

オリンピックの準備の中で、北京は大きく変わった。「鳥の巣」や「水立方」に代表されるハイテクと環境保護の理念が融合したオリンピック競技会場が続々竣工した。空港と市内を結ぶ「空港線」などの軌道交通網が急速に整備された。「前門大街」などの悠久の歴史のある地区は装いも新たによみがえり、北京の新名所となった。

北京オリンピックは盛大に幕を開けた。さあ、読者の皆さんとごいっしょに、この世紀の祭典を見に行きましょう。(写真は特に断りのない限り新華社提供)

中日注目のライバルたち

北京五輪では、世界中から「つわもの」たちが集まり、メダルを目指してしのぎを削る。ホスト国の中国からは600人以上の選手が参加。日本も300人あまりの選手団を送り込む。東京五輪を除いて、過去最多の選手団だという。

中日両国の選手団にはスター選手がたくさんいるが、本誌は中日対抗という形で、とくに注目されている何人かの選手を紹介する。彼らが北京五輪ですばらしい成績を残すことを期待したい。(文中敬称略)高原 王浩=文

一騎打ちが見られるか?

アテネの雪辱を果たせ

名セッター同士の熱い戦い

ベテランペアと「オグシオ」の直接対決は?

ともに米国選手が最大のライバル

「ママでも金」か「念願の金」か

アジアを代表するアスリート

斬新で環境に優しい競技会場 

オリンピックのために、北京では12の競技場や体育館が新たに建てられ、11が拡張・改築され、さらに8つが臨時に建設された。全部で31の競技場や体育館で競技が行なわれる。「緑色五輪」「科技五輪」「人文五輪」という3つの理念は、この競技場や体育館に、具体的にはどのように投影されているのだろうか。典型的な6つの競技場や体育館を選んで、ご紹介しよう。(張春侠=文)

インタビュー 中国の特色ある選手村に 

世界からやってくるアスリートたちが入居するオリンピック選手村はどのような場所になるのか。北京オリンピックの選手村の副部長に就任した卓球の元世界チャンピオン、鄧亜萍さんに話を聞いた。

世界と中国全土を巡った聖火 

2008年3月30日、ギリシャのオリンピアで、北京五輪の聖火トーチ「祥雲」に聖火が灯された。そして、全世界をめぐる聖火リレーが始まった。「祥雲」は、イスタンブール、サンクトペテルブルグ、ロンドン、パリ、サンフランシスコ、ニューデリー、バンコク、長野、ソウルなど世界15都市をまわったあと、故郷の中国に戻った。そして、中国国内での聖火リレーをスタートさせた。(沈暁寧=文)

北京の新しい景観をめぐる

オリンピックを前に、北京はその姿を大きく変えている。さまざまな新しい建物、便利な交通機関、日増しに増えている緑地と森林公園……。北京にやって来た世界の人々は、これまでの北京にはなかった新鮮な体験をすることだろう。(侯若虹=文 馮進=写真)0809

アジア最大の「巨竜」空港新ターミナルビル 

生態系の保護を重視したオリンピック森林公園 

湖に降りた巨大なタマゴ中国国家大劇院 

古い穀物倉庫で見る崑劇南新倉文化レジャー街

チンチン電車が復活した前門大街 

古い工業区が変貌 「798」芸術区 

 

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