李強総理は14日、パキスタンのシャバーズ首相と同国の首相府で会談した。新華社が伝えた。

李総理は「中国は常に対パキスタン関係を外交の優先的位置に据えており、パキスタンと共に両国首脳間の重要な共通認識をしっかりと実行に移し、不断に戦略面の調整を強化し、各分野の協力を深め続け、新時代におけるより緊密な中国パキスタン運命共同体の構築を加速し、各々の現代化と民族振興を実現する道において手を携え、肩を並べ、穏やかに力強く前進することを望んでいる」と表明。

「中国はパキスタンと中国パキスタン経済回廊（CPEC）の『アップグレード版』の構築を中心に、鉄道・道路・港湾などの分野で重大なプロジェクトの推進を加速し、産業の融合的発展を強化し、農業・鉱業・情報技術・エネルギーなどの分野で実務協力を深め、中国とパキスタンの協力の成果が人々に広範な恩恵を及ぼすようにすることを望んでいる。パキスタンが引き続き中国企業に良好なビジネス環境を提供し、パキスタンにおける中国側の人員・機関・プロジェクトの安全を全力で確保することを希望する。中国はパキスタンと多国間分野で緊密に調整・協力し、平等で秩序ある世界の多極化、インクルーシブな経済のグローバル化を共同で提唱し、アジアの平和と安定を共同で守り、地域の発展と繁栄を共同で促進することを望んでいる」とした。

シャバーズ首相は「パキスタンは中国と共に努力し、『一帯一路』（the Belt and Road）共同建設イニシアティブの枠組みで、CPECの『アップグレード版』を構築し、交通インフラの相互接続を加速し、経済・貿易・投資・農業・科学技術・鉱業・再生可能エネルギーなどの分野で協力を深め、人的・文化的交流を緊密化し、多国間協力を強化し、新時代におけるより緊密なパキスタン中国運命共同体の構築を推進し続けることを望んでいる」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2024年10月15日