2014年両会、中国改革の再出発
 改革発展の長い道のりにおいて、2014年の両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)は重要な節目となるに違いない。 代表・委員の審議、討論、会議内外の交流、両会の共通認識と成果において、改革が最も強調され、勢い盛んな主旋律となった...
2014年政府活動報告
開局の年は大言壮語をせず――両会が改革のタイムテーブルの推進を伝え
李克強総理:平和友好・平和共存が近隣国の庶民の願い
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李克強総理:中米協力に摩擦があるのは事実 賢者は共通点を求める
李克強総理:煙霧への宣戦布告は、粗放な生産・生活への宣戦布告
李総理、経済成長は合理的な範囲内に
李総理、「法の下、誰もが平等」と強調
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李克強総理:昨年最大の試練は経済の下押し圧力の高まり
李克強総理:「影の銀行」など金融リスクの監視を強化
男女平等、女性は男性に劣らない
「3つの1億人」で都市化を推進
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林志梅代表:職務犯罪の防止は腐敗撲滅の第一歩
 我々の業務によって、職務犯罪の予防が腐敗撲滅の第一歩となり、より多くの人々がどんな行為が職務犯罪に相当するのかを理解するようになり、全国民に腐敗抑制の意識を抱かせることができます。これは私の仕事の意義であるだけでなく全人代代表としての私の職責でもあります。
程永華委員:さまざまなレベルでの交流を堅持すべき
馬長青代表:貴州省が人気の投資先に
鄧振竜代表:美しい郷村建設は一つの壮大な著作
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李克強総理の記者会見
記者ムービー
国家機構と指導者
 
 
大会会場には専用のデジタル資料室が設けられており、代表たちが資料を閲覧する際の利便性が考慮されている (本誌記者・馮進)
整然と並ぶ代表団の車列(本誌記者・馮進)
中国網と百度新聞が発起した、消息を絶ったマレーシア航空機MH370便の乗客への祈祷活動は、北京市で第12期全国人民代表大会第2回会議に参加している多くの代表の反響を得た。写真は、祈祷活動に参加する全人代代表。
iPadを使用して資料を閲覧する雲南の少数民族の代表(本誌記者・馮進)
全国政治協商会議第12期全国委員会第2回会議の文芸界の委員によるグループ討論会が行われた。有名歌手の宋祖英は会議の合間に、ノーベル賞作家の莫言にサインを求めた
記者会見が終了した後も、国内外の記者たちの仕事は続いた。(本誌記者・王衆一)
微信(中国版LINE)で即時写真をアップするというのもすっかり定着した。(本誌記者・王衆一)
日本人記者からの質問に、王部長は「私が強調したいのは、2014年は1914年ではないということで、2014年は1984年ではさらにない。第1次世界大戦前のドイツを取り上げて政争の具とするより、第2次世界大戦後のドイツを手本にすべきだ」と述べた。(本誌記者・王衆一)
代表団の駐在地では、ミネラルウォーターの浪費を減らすため、ネームシールを用意し、各人のボトルにそれを貼るようにしている。これはとても衛生的で、節約にもなる。(本誌記者・馮進)
全人代新疆代表団の何恵星氏は『政府予算解読』を手に持ち、「政府予算報告をしっかり読んで理解するために、この本は大きな役割を果たしてくれます」と語る。(本誌記者・馮進)
第12期中国人民代表大会第2回会議は3月8日、メディアセンター多機能ホールで「中国の外交政策と対外関係」について記者会見を開き、外交部の王毅部長が国内外記者の質問に答えた。(本誌記者・馮進)
今年3月6日午前、第12期全国人民代表大会(全人代)第2回会議ニュースセンターで、「財政・税務体制改革と財政業務」発表会が挙行された。写真は「財政・税務体制改革と財政業務」発表会の現場実況ニュースを発信している各インターネットメディア(本誌記者・馮進)
「財政・税務体制改革と財政業務」発表会会場で、関連番組のパネルを作製中の中央テレビ局の特約コメンテーターの楊禹氏(本誌記者・馮進)
グループ討論会の席上で、イギリスの『フィナンシャン・タイムズ』記者の土地転貸に関するトピックに答える全人代代表、安徽省省長の王学軍氏(本誌記者・馮進)
各代表団は李克強総理の「政府活動報告」を個別に審議した。国内外の記者が各代表団の駐在地にそれぞれ駆けつけ、じかに代表に取材し、代表たちの審議意見を聞いた。写真は安徽代表団駐在地を取材するドイツの『ディ・ヴェルト』紙記者のエリン(右)(本誌記者・馮進)
李克強総理の「政府活動報告」を審議する安徽代表団(本誌記者・馮進)
少数民族委員の特色のある帽子はみんなの注目を集めた。
会議に列席し、李克強総理の「政府活動報告」を真剣に読む政協委員(本誌記者・馮進)
シャッターチャンスを待つ外国メディアカメラマン(本誌記者・馮進)
李克強総理の「政府活動報告」を聞く映画監督の馮小剛政協委員(本誌記者・馮進)
会議に列席し、李克強総理の「政府活動報告」を真剣に読む政協委員(本誌記者・馮進)
会議開会の1時間前に人民大会堂内で、李克強総理の「政府活動報告」の冊子を受け取り、第1報を送る内外メディア記者団(本誌記者・馮進)
人民大会堂前に笑顔で集まった各少数民族代表(本誌記者・馮進)
全人代開幕式が始まる1時間半前に集合し、安全検査を受けて人民大会堂に入るために、長い列に並ぶメディア記者団(本誌記者・馮進)
第12期全国人民代表大会(全人代)第2回会議が5日、人民大会堂で開幕した。日本の記者が「夢」の字型に刈り込まれた奇抜なヘアスタイルで登場して注目を集めた。ここ数年、同記者は「両会」(全国人民代表大会・全国政協会議)報道に独特のヘアスタイルで参加している。2010年の「鎌と槌」、2011年の「五角星」、2012年の「温」の字、2013年には「PM2.5」へと変化した...
天安門広場で両会の安全を維持するために巡回する公安警察官(本誌記者・沈暁寧)
3月5日の全人代開幕式で1日に雲南省昆明市で発生したテロ事件で犠牲になった人々に対して出席者全員が黙祷を捧げた(本誌記者・沈暁寧)
政治協商会議委員が宿泊する北京友誼賓館で3月4日に開かれたグループ会議に、「実名制」ミネラルウォーターと再生紙で作られた鉛筆が登場した。
委員の提案は3月2日に電子版で提出され、紙の無駄遣いを減らした。2013年の全国政治協商会議の開幕当日、会議に使う資料の印刷と配布が厳しく制限された。紙の使用を減らすことで、会議の支出が200万元(約3300万円)削減された。
北京会議センターにある北京代表団用の会議室のテーブルには、生花などは飾られず、鉛筆と紙、コップだけが準備されている。
北京会議センターの代表が宿泊する部屋には「節約のため、使い捨て製品は提供されません」と書かれたメモが置かれている。
広東省の代表団が宿泊するキャピタルホテル北京の会議室内に準備されたミネラルウォーター。1人につき1瓶で、足りない場合はもう1瓶もらえる。残った場合、会議終了後代表らが持ち帰る。
映画監督のチェン・カイコー(陳凱歌)全国政協委員は、「私の『中国の夢』は国家の『中国の夢』の一部分です」と語った。(本誌編集長・王衆一)
「両会」のグルメの「利器」。「主席セット」。北京の慶豊包子舗(月壇店)で3日、「主席セット」の写真を撮る来店者。昨年12月28日昼、北京慶豊月壇店には特別のお客、習近平中共中央総書記(国家主席)が訪れた。同店の賀媛麗マネージャーによると、習近平総書記は当時、ブタ肉とネギの包子(7元)、レバーの煮物(6元)、からし菜の和え物(8元)を購入、計21元だった。慶豊包子舗が有名になるのにともない、多くの旅行会社が「慶豊包子舗」をツアーのお薦めの食事場所に指定している。
「両会」の保安の「利器」、金属探知機。北京では3日、2014年の全国「両会」が開催された。中国人民政治協商会議第12回全国委員会第2回会議が北京人民大会堂で開幕した。保安担当者は手に金属探知機を持ち、北京天安門広場や人民大会堂周辺で検査を行った。
「両会」の消防・保安の「利器」。消防用オートバイ。北京では3日、2014年の全国「両会」が開催された。中国人民政治協商会議第12回全国委員会第2回会議が北京人民大会堂で開幕した。北京天安門広場ではオレンジ色のオートバイ、オレンジ色の制服が人目を引いていた。消防用オートバイは様々な機能を備え、各所に分散した執務中の職員が火災発生の報を受けると速やかに報告し、オートバイで急行し、オートバイに設置された携帯用の放水消化器で消火する。
3月4日午前11時、人民大会堂で第12期全国人民代表大会(全人代)第2回会議の第1回記者会見が行われ、傅瑩報道官が会議の議事日程や全人代の活動について国内外の記者の質問に答えた。(本誌記者・馮進)
3月4日午前、晴れ渡った空の下、北京の人民大会堂で第12期全国人民代表大会(全人代)第2回会議の予備会議が開催された。全人代常務委員会の張徳江委員長が会議を主宰し、第12期全人代第2回会議主席団と秘書長が選出され、表決によって第12期全人代第2回会議の議事日程が承認された。(本誌記者・馮進)
 「中央人民広播電台(中央人民ラジオ)」の少数民族報道記者の取材を受ける新疆ウイグル族の政協委員(本誌記者・張雪)
大手メディア各社は、代表団のために準備した新聞や雑誌などの定期刊行物を静かに各代表団が滞在している宿泊施設ホール内のフロントに並べていた。(本誌記者・馮進)
北京市郵政公司は各代表団が滞在している宿泊施設に臨時郵便局を開設し、代表団に郵便物や小包、印刷物、エクスプレスメール(EMS)などのサービスを提供している。(本誌記者・馮進)
 第12期全国人民代表大会(全人代)第2回会議の開幕を前に、各地から訪れたすべての代表団が宿泊施設でチェックインを済ませた。本誌記者は夕食の時間帯に、山東や雲南、天津からの各代表団が滞在している宿泊施設に訪問取材を行った。写真は、代表団のために準備されたビュッフェディナー。(本誌記者・馮進)
中国人民政治協商会議第12期全国委員会第2回会議の記者会見で、ある記者がグーグルのウェアラブル「Google Glass」を着けて会場に姿を見せ、写真や映像をリアルタイムで報道し、多くのメディアの注目を集めた。
 両大会がまもなく開幕します。この2、3日はよい天気だったが、みなスモッグが続いた日々を忘れてはおらず、大気汚染対策はやはり今回の大会の熱い話題となります。(本誌記者・馮進)
 両会がまもなく開幕します。新しいオープントップ・パトロールカー が登場。(本誌記者・馮進)
 『人民中国』は唯一の日本語雑誌として、多くの中国語や外国語の新聞・雑誌・書籍など刊行物とともに両会のプレスセンターに陳列されていて、内外の記者に無料で提供されています。
 全人代プレスセンターはプレス発表会を取材する外国人記者のため、ホテルと人民大会堂を結ぶ送迎車を運行、このパーソナルなサービスは外国人記者に極めて好評です。
 3月3日、全国政協第12期第1回会議開幕式が人民大会堂で行われました。政協会議は経済界、教育界など全部で34の業界で構成されています。中国外文局からの4名の委員はニュース・出版界と対外友好界に分かれており、彼らはこの2つの分野から国家に提案・献策を行います。
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王名委員:新しい概念「パブリックガバナンス」
 兪正声主席提唱の下、昨年下半期に歴史上かつて積極的な役割を果たした隔週協議座談会が復活した。私は一度参加したが、これは政策に影響を与えることのできる一つの舞台であり、極めて優れた形式だ。
黄友義委員:中国語→外国語訳を重視
 外国語への翻訳力が足りないことで、『中国文化の海外発展』が制約され、深刻な文化のインバランスが形成されています。翻訳業界は通常、外国語の母国語訳を奨励しますが、中国では、母国語から外国語への翻訳が非常に現実的なニーズになっています...
徐輝委員:高齢者向け安全ネットを
 中国は急速に高齢社会に入りつつありますが、国の長期的で健全、安定的、持続的な発展は、養老問題解決の鍵です。先進国はかなり長い時間を経て徐々に高齢化社会に入りましたが、中国はわずか20年前後ですでに高齢社会に入っています。
張徳江委員長、立法の質に取り組む
 科学的な立法と民主的な立法を推進することで、根本的に立法の質を高め、また、それを中国の特色ある社会主義の法治実践活動と結びつけ、立法活動の全過程と各分野で実行していくべきだ...
王全書委員:速やかに信用システムを
 現在、試験の不正行為、論文捏造(ねつぞう)、証明書偽造、クレジットカードの違法換金、住宅価格の不正見積もりといった各種の違法、信用失格行為が行われている中で、ほとんどの場合、少なからぬ「グレーの仲介者」がこれに関わり、その影響力の大きさと広がりは、開いた口がふさがらないほどです。
馮驥才委員:内容の革新が文化産業のカギ
 文化産業は市場の文化であり、大工業を背景とした文化でもある。このため、文化産業の文化は特定のもので、それは標準化され、大工業を背景に複製されるものでさえある。さらに、文化そのものの性質が娯楽的であり、大衆性、消費性の文化だ。
駐日大使、中日の輿論戦について語る
 全国政治協商会議委員、中国駐日本国大使館大使の程永華氏は、北京青年報の独占インタビューに応じた際に、中日の輿論戦について語った...
王毅外交部長:朝鮮半島での戦乱は断じて許さない
 朝鮮半島は中国の玄関先にある。朝鮮半島問題において、われわれには「越えてはならない一線」が常にある。つまり戦乱の発生は断じて許さないということだ。これは南北双方および域内各国の共通利益にも完全に合致すると思う。
上海市党委員会書記:自由貿易試験区は「廃改立」に尽力
 中央は上海に3年間の先行、試験の時間を与えた。だが上海は強い緊迫感と責任感を抱き、一朝一夕を争い、自由貿易試験区設置1周年となる今年第4四半期に、他の地区での採用や普及の可能な最初の制度と仕組みを打ち出すことを目指す必要がある。
王毅外交部長:アジア太平洋を中米の新型の大国間関係の試行地に
 2013年の中米関係の最大のハイライトは、習近平国家主席とオバマ大統領がサニーランズで歴史的会談を実現し、新型の大国間関係の構築について共通認識にいたったことだ。中米の新型の大国間関係の核心は非衝突、非対立、協力・ウィンウィンだ。
 
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2014年政府活動報告
 代表のみなさん ここにわたくしは国務院を代表して、大会に政府活動報告を行い、審議を求めるとともに、全国政治協商会議の委員のみなさんからもご意見を求めたいと思う...
 
 
改革の全面的深化
遅福林委員:「市場決定」が全面改革を促進
経済発展情勢
7.5%の成長目標、エコノミストが実現性を判断
民生改善
徐輝委員:高齢者向け安全ネットを
腐敗撲滅
林志梅代表:職務犯罪の防止は腐敗撲滅の第一歩
環境問題への対応
田向利:委員 共同でスモッグ対策を推進
外交戦略
程永華委員:さまざまなレベルでの交流を堅持すべき
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改革で困難に立ち向かう
高齢化時代の定年・年金改革
 
新理念を基に新たな外交
 
「一人っ子」緩和で人口構造調整
大学入試改革で負担減目指す
 
土地改革で農民の利益を確保   民衆に「物差し」を示す
 
 
@星球金剛:「喉を嗄らすよりは腕まくりをすべき」「利益を揺らすのは魂をぶつかるより難しい」・・・これらの金句は去年李総理が始めて「両会」で姿を現すときに言った言葉です。今回はどうなるでしょうか?期待しています。
@伊卡卡:今年の「両会」では『政府予算解読』が登場するそうです。代表や市民たちが財政予算を分かりやすく読めるために作られたんですね。素晴らしい!
@小馬哥:今年の「両会」では、李克強総理は着任してから始めて政府活動報告をします。今までのしきたりによれば、これは「全人代」の開幕する3月5日に行われます。生中継を楽しみにしています。
 @風雨彩虹:国民にとって肝心なことは、政府が打ち立てた改革は実行できるかどうかということです。政府が言ったことより何をしたかを一層重視します。今度の両大会でより多くの具体策を打ち出すことに期待します。
 @lan3839:2014年は中国が改革を全面的に深化する元年とよく言われています。この年に開く両大会に注目しています。この2つの会議で合意に達した共通認識と政策は改革の全面的深化に新しい力を注ぎ込むと期待されています。
 
全人代の由来
全国政協の由来
人民代表大会制度について
人民政治協商会議について
人民代表の選出
全国人代表大会機構図
全国政協委員会機構図
  これまでの両会
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権力を「制度のオリ」へ 腐敗撲滅に新たな決意
 
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中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議
 
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中国の新型農業 「家庭農場」の試み
 
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中国の夢を育む微小企業
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