ロシア(俄羅斯)族
 


 人口は約1万3500人。 

 ロシア族は新彊ウイグル自治区のイリ、塔城、アルタイとウルムチなどに分散して居住しており、大多数はイリ地区に住み、残りの少数は黒竜江省と内蒙古自治区に分散している。

 ロシアの言葉(ロシア語と略称)を使用し、インド・ヨーロッパ語系、スラブ語派、東スラブ語に属する。公用語はロシア語。
 
 ロシア族の人びとの多くはギリシャ正教を信奉している。
 
 中国に住んでいるロシア族は当初は18世紀の初めに帝政ロシアから移住してきた人たちである。19世紀からロシア十月革命の前後までに、さらに多くのロシア人が続々と新彊一帯に入ってきた。当時は「帰化族」と呼ばれ、集まり住んでいた村は「帰化村」と呼ばれていた。新中国成立後、ロシア族に改名され、その生活の習わし、服飾、祭日などは、ほぼロシアのロシア人と同じである。ロシア族は生産技術、経済、文化、生活などの面により高い発展水準を持っている。都市部に住むロシア族の人びとはさまざまな修理業、手工業、運輸業に従事し、また農業と副業をも兼営している。農村においてはロシア族人たちの大部分がいっしょに集まり住んでいて、独自にひとつの村を形成し、農業・畜産業に従事している。園芸や養蜂に長じている。ロシア族の人たちが中国に移住してきたのはそれほど昔のことではないため、一般にロシアに親戚が在住し、新中国成立後に、一部の人はロシアに帰って身内の人たちと一緒に暮らすようになった。一部はオーストラリアとカナダなどに移住し、これは彼の地に親戚がいるからである。こうしたことからわが国のロシア族の人数はそれほど多くはない。


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