タタール(塔塔爾)族
 

 人口は約4870人。

 新疆ウイグル自治区に分散して居住しており、人口の比較的に集中した居住地区はイーニン、ターチョン、ウルムチなどの都市である。  

 タタール語を使っている。タタール語はアルタイ語系、チュルク語派、フンド語分支に属する。タタール語は一部の年寄りだけの間で使われており、他の人たちはカザフ語またはウイグル語を使っている。

 タタール族はアラビア文字を原形とする文字をもっているが、カザフ族、ウイグル族の人たちとともに暮らし、お互いに密接な関係を保っているので、この二つの民族の文字もタタール族の人たちの中で通用している。

 タタール族の人たちの間ではイスラム教を信仰する人が多い。

 タタール族の祖先は唐代に中国北方の突厥国の「韃靼」(蒙古族)部落から移住してきたといわれている。「達旦」、「達達」、「韃靼」、「達怛」はいずれもタタールの音訳である。13世紀に蒙古人が西へ征伐に赴いたとき、西洋の人たちにタタールと呼ばれた。蒙古人の打ち建てたヨーロッパとアジアの両大陸にまたがるキムチャクカーン国が衰えて滅びた後、15世紀にボルガ川一帯でカザンカーン国が蒙古人によって打ち建てられ、16世紀にロシアに合併された。この時期において、タタールはすでに一つの民族となっていた。19世紀初めから少なからぬタタールの人たちはロシアから中国の新疆に移住し、第2次大戦の終了後さらに一部のタタール人が移住してきて、中国のタタール族となった。畜産業に従事する人は村に住んでいるが、知識人や教育関係者は都市部に住んでいる。教育関係者が新疆の教育事業のために大きく寄与したため、タタール地区の教育事業は非常に発達している。


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